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Digital化:知的生産の作業分析

Overview

  • システムエンジニア (System Engineer)として、知的生産を見直すにあたり、まず、作業分析 (work process analysis)をする。

    • わたしは、30年以上、システム・エンジニアとして、仕事をしてきた。

    • 在宅勤務が、基本となり、自分の作業を効率化して、生産性 (productivity)を上げるために、作業タスクのデジタル化 (digitalization)を検討する。

    • まずは、過去10年間の自分の作業の中で、利用してきたツール・道具と作成物(resources and outputs)を整理する。対象のリソースを、どうデジタルに置き換えるかを、別途、考察する。

  • これから5年間で、システム・インテグレーション・ビジネスが大きく変わると想定している。その中で、自分の持つリソース (resources)を、使えるように蓄積するのが、重要になると考え、全面的に、作業環境 (environment)、作業方法(course of actions)を見直す。

Prerequisites

デバイス

  • PC

    • 作業用PC:Desktop PC+ Display ✕ 2

    • 実家PC:Desktop PC+ Display ✕ 2

      • 自宅から1.5h離れている距離、将来的には、リモートを前提で、実家に戻る予定

    • モバイル用PC:ーー

      • 持っているが、リモートワークでは、使わないため、今回の検討の対象外とする

  • Mobile devices

    • Smart Phone: Android 11

    • Mini Tablet: iPad Mini 5

    • Android Tablet: HAUWEI MatePad

  • Digital Gadgets

    • SHARP WG-S50: 電子ノート A6

    • KINGJIM POMERA DM200: 電子メモ

    • SOURCENEXT Auto Memo: 音声メモ

    • FUJITSU QUANDERNO: 電子ノート A4

    • AMAZON Kindle: 電子書籍

作業分析

過去10年間で、使用しているツール、紙資料、成果物などを以下、整理する。

デジタル化の方針

  • 利用するツールに、統一感を持たせる。

    • Googleが提供するサービスをベースに、環境を見直す。Googleのポータルから、蓄積している資料 (artifacts)にアクセス可能とする。

      • Gmail, Keep, Google Drive (Docs, Sheets, Jam board, Site)

        • Google Slides, Microsoft Powerpointは使わず、Miroに統一する。

    • 業務、等で使い慣れているアプリは導入する

      • Slack

      • Miro

    • 情報発信は、note.comに、まずは限定する

  • 紙を減らす。

    • 紙の印刷は、QUANDERNOにすることで、印刷を減らす

    • 現状、使っている紙を、電子に置き換える

    • 以下のもの以外は、すべて電子に置き換える

      • 書籍:すでに持っている分、中古で手に入る書籍(新たに買うものは、Kindleを視野とする)

      • A5手帳:手帳もすべて電子化は、過去の10年の電子化の経緯で、ムリと判断。A5の手帳は残す。

  • Handwritings(電子手書きメモ)を、活用できるように環境を構築する。

使用している道具・紙・資料の一覧化

  • 物理的に利用している道具、紙を一覧化する。

table of resources

知的生産とは

知の単位

  • 「知」を蓄積するにあたり、知の単位を、Grain と呼ぶことにする。

  • 蓄積された Grain を、目の前のタスクに合わせて、内容をロジカルに、組み合わせて、最適化することで、「知」は構築されると考える。

  • Grainは、40文字の文章 (seed)、140文字の文章 (bud)、400文字の文章 (leaf) を指すとする。このGrainを組み合わせて、ヒトに伝える文章を、生産性高く、記述していく環境を作る。

Grain - Seed - Bud - Leaf
  • Grainは、以下の形式でも表現される。

    • List - Bullets, Checklists

    • Table

    • Map - Mind map

    • Diagram - UML, BPMN, ArchiMate

知識処理プロセスのイメージ

知識処理の概観

知識処理のデジタル化による生産性の向上について

  • 知を電子化した「Grain」を、Storageに蓄積する。

    • この際、Storage内で、Grainsの間の関連、結びつきを保持し、あるGrainにアクセスすると、紐づく他のGrainも抽出できるようにする。

  • Grain」は、知的作業の中で、自身の経験などで得た情報 (observations) が、労力なしに、自然と蓄積されるように、考慮する。

    • その際に、Grainsの間の関連、結びつきを、設定すること。つまり、Grainsは、ネットワークを持ったMap形式となる。

  • 知識処理 processing で、トリガーとなるシグナルを与えられた時に、適切なGrainにアクセス可能とする。

  • 知識処理で、取り出した Grains を、Problem Solverで、組合せ、最適解を導き出す。この際、最適解は、ツリー状のGraph形式で、表現される。

Wrap ups

知的生産を、見直すにあたり、どの情報を扱い、その情報がどう処理されるかを、以上、考察した。
次は、この概観をもとに、環境について、考える。

Map

dictionary map

References

  • Grain は、食べられる「実」というイメージです。

Grainのキーワードは、以下の書籍のキーワードを使用しています。苫米地博士の使い方では、「記憶領域から、作業領域に、メモリ展開する情報モジュール単位」というコンピュータ科学の概念を拡張して使われています。

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