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Stiff crossdresser's lip

1. はじめに

少し前、アフリカ・シエラレオネ内戦での紛争ダイヤモンドがテーマの映画『ブラッド・ダイヤモンド』を観ました。

首都フリータウンのクラブのバーカンで、まもなく反政府武装集団がこの町にもやってきて、殺戮が行われるのに逃げないのか? と主人公がバーのマスターに問います。

しかしマスターは「どこに逃げるのだ?」と言い、結局その後逃げずに巻き込まれてしまいます。作品内では難民キャンプなどもでてきますので、まったく逃げ場が無いわけではないはずなのに。

こういう流れは、映画に限らず良くありますよね。故郷から逃げ出さなければならないけれど、結局そこを離れずに居座る。

私は小さいころ転勤族だったので特にそうなのかもしれませんが、こういった故郷を離れられない人の心理がいまいちよくわかりませんでした。

海外移住、日本脱出が自己防衛ですし(わかりにくいネタ)。


2. 逃げること

女装界隈標準装備のTwitterが、最近いろいろと揺れ動きますね。

機能改善のたびに批判の声が散見されますが、基本的にどんなサービスでも新しいことを常に行わないと新規加入量が減っていきます。そのため、Twitterも例外ではないのだと思います。

そんな騒動の渦中、「Threads」に乗り換える人や「Misskey」にアカウントを作る人、あの「T'sLOVE」に戻る人など、様々な人の動きがみられました。

余談ですが、最近「T'sLOVE」を知らない人がいて驚きました。すっかりジェネレーションギャップです。

一方の私はというと、絶賛めんどくさがり発動なのもありますが、結局特に他のサービスのアカウントも作らずTwitterにとどまりました。「どこに逃げるのだ?」。

自分の故郷とたかだか無料で使っているSNSサービスとを比較してもではありますが、この時故郷に居座る人の心理が分かった気がしました。


3. おわりに

自分のプロフィール欄の表示によると、2016年5月からTwitterを利用しているらしいです。

途中2年くらいまったく使っていない時もありましたが、もう7年は使い続けていることになります。

束縛とか義務とかが好きではないタイプなので、Twitterの投稿のすべては「つぶやき」であるという初期コンセプトが好きです。界隈あるあるの病みツイート、マウントツイート、訃報お気持ちツイートも多く見てきましたが、私はそう思うことで片付けています。

もっともコロナ第1波の時のTwitterは流石に疲れましたけどね。なんとかは地球を救う的なノリの頃です。

Twitterでもあまり物事騒ぎ立てず、病まないよう心がけているつもりです。女装たるもの見た目だけの可愛さ、美しさだけでなく、中身も装うべきだと。


Stiff upper lip

イギリス人の気質や美徳を指す慣用句(らしいです。)


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