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2015年5月の記事一覧
綿矢りさ『ひらいて』
先に言っておくが、私は、人を好きになること、にとても不器用な人間だ。
私は書店で、綿矢りさの本を手に取った時、必ず懐かしさを感じる。それは、一瞬にして21歳の自分ではない、小学生の自分がこの本を手に取ったような感覚、いわばタイムスリップしたような感覚に陥る。
綿矢りさの作品を初めて読んだのは小学6年生だった(あれからもう10年経つのだなぁ)。当時、芥川賞(2004)を受賞し、書店で大きく飾られ
先に言っておくが、私は、人を好きになること、にとても不器用な人間だ。
私は書店で、綿矢りさの本を手に取った時、必ず懐かしさを感じる。それは、一瞬にして21歳の自分ではない、小学生の自分がこの本を手に取ったような感覚、いわばタイムスリップしたような感覚に陥る。
綿矢りさの作品を初めて読んだのは小学6年生だった(あれからもう10年経つのだなぁ)。当時、芥川賞(2004)を受賞し、書店で大きく飾られ