見出し画像

Off Topic #202 コンテクスト認識のあるハードウェアとAIデバイスの普及

こんにちは。
このnoteはポッドキャスト番組 Off Topic の各エピソードを個人的にまとめているmemofleetが書いてます。

今回は Off Topic Ep.202 コンテクスト認識のあるハードウェアとAIデバイスの普及 について。
ポッドキャストはこちらです。


コンテクスト認識のあるハードウェアとAIデバイスの普及

Off Topic #202 コンテクスト認識のあるハードウェアとAIデバイスの普及
Off Topic #202 コンテクスト認識のあるハードウェアとAIデバイスの普及

感想

新しい技術とその浸透に関する過去事例として、携帯電話にカメラ機能が搭載されたときのプライバシーに関する批判がエピソードの中で紹介されました。
携帯電話のカメラ機能についてはその利便性がプライバシーの懸念を上回ったので普及に至ったとすると、ペンダント、眼鏡、指輪、時計などはまだ「ツール」なのでアシスタントではなく、「ツールに会話が録音される」ということに抵抗を感じる人は多いと思いました。
何かを相談したりアドバイスを受けたりするAIアシスタント機能は、「ヒト型のアンドロイド」のような形で擬人化、キャラクター化をすることで、その抵抗感が下がるように思います。

もっとも、ChatGPTなどのAI回答エンジンはあえて擬人化をしない方向で進めている側面もありますね。情報検索はバイアスの問題もあるので極端に擬人化されたキャラクターが答えるより機械的で汎用性の高い「ツール」として回答するほうが現時点ではよいのかもしれません。

そうなると、AIアシスタントをセラピーや相談相手として位置付ける場合、かなりの個人的な情報をさらけ出す必要があるので、医者のような信頼感を持たせたり、逆に昔から使っている「ぬいぐるみ」にAI機能を搭載させるなど、ツール以上の存在であるような演出が必要だと思いました。

以前に草野さんが紹介していた小説『クララとお日さま』では、子どもの話し相手のような存在としてAIフレンドがいましたが、そのAIの見た目は擬人化されたアンドロイドで、頭脳にも個体差がある設定でした。機能的にスピーカー付きのペンダントと同じだったとしても、人やキャラクターの形をしているのは、現時点ではかなり意味があるように思います。

ペンダントやピンのように小さいデバイスが個人的な日常をトラッキングするとまるで盗聴されているかのような感覚になる気がしているので、ヒト型のアンドロイドのような存在感を持たせる、人間に近しい扱いにすることで、AIに向かって話す時間とそうでない時間の区別ができます。

またはぬいぐるみのように、その人にとって馴染みのあるキャラクターがしゃべるようになれば、自然に話しかけやすくなるし、漏らしてはいけない情報もつい喋ってしまうかもしれませんね。

以上になります。
お読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?