見出し画像

前田裕二さんが高校生に伝えたこと

一昨年度前田裕二さんの講演会を高校で実施したメモ魔特進課のかなかなです。改めて、この時の講演の内容をまとめました。

たっぷり1時間!!メモの魔力について話してもらいました!

なぜ、私がこの企画をすすめたかというと、メモの魔力は中高生の時に習慣化すると、人生が大きく変わると感じたからなのです。

メモは思考法の一つなので、授業の板書でも事実、抽象化、転用と書くことで、今学んでいる授業のとらえ方も変わっていくということを、早い段階で気づくことが大切だと思い、実施しました。

優れるな異なれ!!

「時代の変化を生き抜くには?」というテーマについて冒頭に語ってもらいました。

・「勉強」実力をあげることはちゃんとやらないと思考力がつかないから、そこはやるべき。僕も中高はガリ勉してた。

・世の中で起きていることを、見極めて半歩先をいく。今なら、情報は受け手側でなくて、出し手側になって楽しくなっているという変化がわかる。今みんなの心に何が刺さるかということを抜き出していくことが重要でそれを抽象化と言っている。

・早稲田大学に入れば、優れられると思った。でも、入ってみるとみんな早稲田大学生で、優れることができなかった。だから、優れることを目指すよりも、みんなと違い、ユニークな存在になれるかが、この時代を生き抜いていくためには大切。

面接のときに前田さんがやってきたこと

ポケモンからも学べる!例えばみんなが10万ボルトを繰り出せるとしよう。

面接をしていると、自分の得意技だからと「これが僕の10万ボルトだ!」とみせてくる人もいるんだけれど、面接官の属性によっては「自分が持っている技を変える」ことが大切。自分の得意の10万ボルトをくりだしても、相手が地面タイプなら効かないよね。

この人はどんな話が聞きたいんだろうということを考えて、「この人は変なきれいごとじゃなくて、お金が稼ぎたいんですっていう話が聞きたいんだな。」「この人はお金じゃなくて、社会にとって自分がどのような価値を生み出せるかって話を聞きたいんだな。」と、人によって刺さるポイントが違う。その属性によって繰り出す技を変える。

このように、ポケモンで遊んでいても、抽象化すると、面接にも転用できるよということを話してもらいました。

高いノートを買うようにしていた。

抽象化って初めはできないと思うけれど、抽象化の部分は、自分が先生だったら、ここを問題にする!ということを書いていた。あと、転用の部分は余白をとることで、もったいないから埋めようという気持ちが生まれる。

でも、この書き方が正しいわけじゃない。事実を書いて、気づいたことを○で囲って、じゃあこういう風に行動してみようってことを書くのもいい。枠にとらわれないほうがいいし、自分のやりやすい書き方を考えてほしい。

ダルビッシュ選手はこんな風に使っているとのことです。

「自分の頭で考えたことを必ず書くってことが重要だよ。」

そんなメッセージを送ってくれました。

生徒にメッセージ

日本の教育を変えたいから、官僚になりたい!という生徒に対して、前田さんからは、このようなアドバイスをもらいました。

「ひとつ、おすすめの方法を言っていい?全然違う分野でエキスパートになって進言するという方法があるよ。本当に変えたいと思うなら、教育の中枢に行かない方が意見を聞いてもらえるということがあるということを知っておいてほしい。」

その道は、なかなか思いつかない!!高校三年生の時にこのようなアドバイスをもらえた彼の将来が楽しみです。

中学生にはクリティカルシンキングの力の大切さを

いい意味で疑う力をつけよう。授業を聞いていても、それって本当に大切かな?歴史は年号を覚えるよりもストーリーを重要視して、年号順に追っていく方がいいんじゃない?とか。自分が主体になって勉強してほしい。誰かにやれっていわれてやるのではなく、自分ですすんでやること。

高校生には自分の「好き」を守ることを

・科目の中から趣味を見つけてほしい。
・個の時代になるから、自分の好きだなという気持ちをつぶさないでほしい。自分の好きを守り続けてほしい。あなたは何者ですか?と求められる時代。大人からは、自分のすきをつぶされていくことも多いと思う。でも、自分の「好き」を自分で守って欲しい。


このほかに、高校生が考えたメモの魔力100万部プロジェクトを前田さんにプレゼンテーションしてもらったりもしました。

この様子は、また違う機会に書きたいと思います。

中高生をお持ちの保護者の皆さんへ!

ぜひこの記事をお子様に見せてもらって、そっとメモの魔力を手渡してもらえると、これからの時代を強く生き抜く「クリティカルシンキング」の実力がつくと思います。

家庭に1冊メモの魔力を!

【メモの魔力二金クラス】かなかなでした。

こんな記事も書いています!合わせてどうぞ!


もしこの講演会の内容の続編をよみたい!と方がおられましたら、ポチっとお願いします!(o^―^o)続編は、それを聞いた後の生徒の反応などを書きたいと思います!

50スキがついたら書こうかなぁ~



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?