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マルティン・タキンボの映画批評 ~★★★★「関心領域」

映画「関心領域」は、ホラー体験でした。映画館の中で自分は、タイムスリップして、アウシュヴィッツの捕虜収容所のとなりに越してきた感覚になりました。
映画ジョーズを初めてみて、見終わったら外でゲロを吐いていた観客がいたらしいが、この映画もその感覚に近く、大したもんだとおもいました。下呂吐きそうなー、気持ちにさせてくれます、
画はとても綺麗なのですが。映画のなかで主人公も何度も吐いてましたが…。
 私が気に入ったのは、夫婦喧嘩のところ。あなたが単身赴任してよ、私は残るわよあなただけいきなさいよ、と、川で口喧嘩したあと、二人が川越しに歩く綺麗な大ロングシャットに、上の高い土手あるく、兵士二人を同画面でとらえたところー。夫婦生活とアウシュヴィッツとを同列にとらえていくところはしびれましたな。映画「オッペンハイマー」よりよほどおもしろかった‼️

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