芽が出てくるかな

 約1年間、「たねまき人生」していましたが、ちょこっとずつ芽が出て来そうです。自分に育てられる「芽」はどのくらいなのか、よく見極めて、欲張らないように、大切にお水をあげて育てたいと思います。

 34年間、わき目もふらず、働いてきたので、ぷっつりと無職になり、寂しかったし、毎日なんだか、後ろめたい気持ちだったし、はつらっと働いている人を見ると「いいなあ」って思ったり、でも就活するには、身体がついていかないよ、って思ったり、今の時間を楽しもうって思ったり、こんなふうにすごしているのは、もったいないかもって思ったり、いろいろな気持ちが、たくさん湧き上がってくる毎日でした。

 でも、そんな中で、「私は、保育の仕事が大好きなんだなあ。」とか、「晴れた日にお布団を干せるって気持ちいいなあ。」とか、「夕焼けってこんなにきれいだったんだなあ。」「鳥の声ってこんなにきこえていたんだんあ。」「私は、こんな本が好きで、こんな服が好きなんだなあ。」「空と木々がきれいで、風が気持ちいいなあ。」とかたくさんのことを「発見」して、「仕事」とか「誰かに言われたこと」とか「お金」とか「社会的地位」とか、そうじゃないものの中で、生きていくことが出来たらいいなあ、と思うようになりました。

 でも、まだまだ、欲も野心もめいっぱいあるけどね。そして、嫉妬したりしちゃうこともあるような気がするけどね。

 「まっ。いっか。」「大丈夫。」「なんとかなる。」

 さて、勇気を出して、芽に水をあげに、歩き出したいと思います。

 

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