Funky chiken 解説

どうも。京都でポイをやっている森といいます。

今回はFunky chikenの解説をします。
肩周りでグルグルする、妙にウケがいいアレです。
それほど難しくなく、魅力もあると思うのでぜひ習得してみてください。そして発展を作ってください。

それでは始めましょう。

Funky chikenとは?

この動画でKadenがやっている技です。一時期Funky chikenと名付けられていたので、僕もそう呼んでいます。
余談ですが、この動画はNo beatのアイデアの宝庫なので、この技だけでなく他の技もぜひ参照してください。オススメです。

Funky chikenはNo beatである。

さて、一見よく分からないトスのように見えますが、これはNo beatです。No beat技集動画にあるんだから当たり前だよなぁ。

どういうことか解説していきます。
Funky chikenは、このようにポイを腕に半周巻いた状態で手を離しています。

この、手を離すタイミングを普通のNo beatと比べてみると、どちらもポイの位相が10時から11時のところで手を離していることが分かります。

力加減も、もちろん同じです。どこかに投げるというよりは、手を離す、というのが正しい感覚です。
Funky chikenの本質は、腕に半周巻いたNo beatなのです。

Funky chikenポイの特性を活かした技である。

僕がこの技を練習しようと思った理由は、パッと見できそうだったのと、もうひとつ、ポイが紐であるという特性を活かした技だったからです。

ポイのほとんど全ての技はポイに張力を常にかけています。そして、その形は常に一直線の棒であることを求められます。
しかし、それではせっかくの紐という特性を全く活かせていません。そんな技しかやらないなら、ポイじゃなくて棒かなんか回してればいいじゃん。よっぽど投げやすいし。

というわけで、紐らしさを活かした技がやりたいと考えて技を探していました。
その解答のひとつがこれです。あまり紐らしさを全面に押しだした技ではありませんが、腕に巻くというアクションで、他のどの道具にも不可能な、肩トレブラとでもいうような意味不明なトスができています。まぁ、よしとしましょう。僕はタングラーができないのでね。

Funky chikenのコツ

前置きが長くなりましたが、ここからはFunky chikenのコツを解説していきます。

まず意識すべきことは、Funky chikenはNo beatであるということです。決してトスの技ではありません。従ってポイを離すタイミング、力加減も半周巻いた後ですが、No beatと同じです。

次に、意識すべきことは腕に巻くのは最小限に留めるということです。
このように手を肩口まで思い切り入れたところで巻きましょう。それより手前だと巻かれる長さが長すぎてNo beatとして制御できなくなります。

腕に巻くことが美点ではありますが、No beatである以上、あまりにも紐らしさを出すと操作しにくくなります。

そして手の形はこのようにすると良いでしょう。キャッチしやすく、また、すぐに次のリリースに入れます。

この形で親指に引っ掛けてキャッチします。

その他、気をつけることは、脇にボリュームのある服装では練習しないことです。思った以上に干渉してやりづらいです。できない原因は意外とこれだったりします。
今の時期は寒いですが、一枚脱いで練習しましょう。ただし風邪には気をつけて下さいね。

Funky chikenの発展と応用

最後に僕が開発したFunky chikenの発展と応用の一例を紹介します。

他のNo beatと組み合わせる。これはフロントクロス。

トレブラから入る。

妙に難しそうですが、Funky chiken自体はそこまで難しくありません。みなさんもFunky chikenを習得して、ぜひオリジナル技を開発してください!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?