売買の不均衡と乖離

以前乖離についてのインジケーターを販売して、そこそこ売り上げが出たのできっと使ってくれている人がいると思います。感謝です。

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あちらでは単純にインジケーターの使い方だけを記載したため、「どう見るか」というところまではあえて言及しませんでした。
それは人によってインジケーターの見方が異なるように、乖離インジでもそれをどう自分のトレードのスタイルに落とし込むかは千差万別なため、固定化するのが危険だという考えの為です。(『はじめに』で記述した通り)

今回はインジの説明というよりは「そもそも乖離って何ぞや」っていうところの自分の考察を出していきたいと思います。
ついでにその乖離の根拠を強める「売買の不均衡」についてもちょっと言及してみたいなと。

1.『乖離』って何?

仮想通貨トレーダーの言う「乖離」の大部分は2つの指標の価格差のことを指します。
もっと限定するならば「現物とデリバティブの価格差」になります。
現物だけでも取引所によって価格差があり、どこか一か所の取引所で投げ売りをするとその差額でロスカットを誘発させるなどの価格操縦ができるため、だいたいの取引所では「インデックス価格」というものが設定されています。
厳密な計算方法は各取引所によって変わりますが「複数の取引所の『現物』価格を平均化させたもの」がインデックス価格になり、それにより単一取引所で激しい値動きが発生した時も影響を受けにくいようにしています。
単一取引所内の乖離だけ見てSFDという概念を実装している国内取引所?ちょっとよくわかりませんね。

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