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【全文無料】「サーナイト」プレイ解説書

8/19追記
沢山のいいねありがとうございます!
現在、新環境の「サーナイト」プレイ解説書を執筆しておりますのでフォローしてお待ち頂けると幸いです。

どうもめうめうです
自分がプレイ中に考えてること、ルール化していることを解説したnoteになります。
予めプレイをルール化させることで、対戦時間が長くなりがちなサーナイトデッキのプレイを即決できるようなり、時間切れによる両者敗北のリスクが少なくなります。
また、サーナイトデッキを使ったことない方やプレイングをよくわかっていない方の参考になる部分もあると思いますので読んでいただけると嬉しいです。

まず、信憑性を証明するために主な実績を記載します。
2023年シーズンから競技としてポケカをやるために大阪から関東へ上京。(競技歴1年目)

実績
シティ戦績

23年S3準優勝
23年S4予選1位※
CL戦績
22年CL愛知エクストラ.Top32
22年CL横浜7-2.完走
23年CL宮城.Top16
が主な公式大会の実績になります。

※直近でのサーナイトを使用した実績はシティリーグS4になりますが予選全勝で突破したもののテレポートブレイクのラルトス4枚で登録しており1枚メモリースキップのラルトスで出場したことによる失格。
確認不足だったので皆さんも気をつけてください…


本題

以上が前置きになります。では早速本題です。
サーナイトは対面や先攻と後攻で細かくプレイが変わるデッキです。なので事前にプレイングを把握しておくことでプレイに軸を持たせることができます。

この解説はCL新潟で優勝した構築を元に解説しています。

CL新潟優勝構築

1ターン目の基本プレイ

・スタートポケモンの優先順位

①ミュウ②ラルトス③かがやくゲッコウガ④クレセリア⑤ザシアンV⑥マナフィの順番でスタートさせるポケモンを選びます。
※最初の手札に超エネルギーが2枚以上ある場合はミュウよりラルトスのスタートを優先させる。
※ザシアンVとマナフィはミュウを使わないと盤面展開ができそうになければマナフィを優先させる。

ミュウはスタートすることで特性ふしぎなしっぽでバトルVIPパスやレベルボール、霧の水晶のどれかにだいたい触れるので安定してラルトスを並べられます。
ラルトスはスタートしても良い点が3つあります。
1つ目はどの対面で使用するためスタートしても問題がないこと。
2つ目は後攻の場合は技テレポートブレイクで10ダメージ与えながらベンチと入れ替えることができます。10ダメージは後にHP280のVSTARポケモンやHP310のVmaxポケモンに与えることでアルカナシャインサーナイトやザシアンVで技を使用する時に超エネルギー要求が1枚少なくなります。
3つ目は逃げるエネルギーが1のため手張り逃がしでミュウをバトル場に出せます。
かがやくゲッコウガは1ターン目から場に出して特性かくしふだを使用したい。こちらも逃げるエネルギーが1なので手張り逃がしでミュウに繋げられる。
手札に超エネルギーが1枚の場合は逃げエネに使用して、ミュウのふしぎなしっぽを優先させる
クレセリアは対面によっては使わないのでこの順位。こちらも逃げるエネルギーが1なのでミュウに繋がる。
ザシアンVは逃げるエネルギーが2個なのでミュウに繋げられず、対面によっては2ターン目からザシアンVを倒されることで相手に大きなアドバンテージを与えてしまう。特性けんのほうこうを使用することで2ターン目から攻撃することが可能。
マナフィは使用しない対面も多く、スタートしてしまった時はベンチが1個すくない状態でプレイさせられるため、1番スタートして欲しくないカード。必要のない対面でスタートしてしまった場合は序盤に盾として使えるかを考える。

・1ターン目に目指す盤面

ルギア、サーナイト、アルセウス
マナフィを使わない対面
ロスト
かがやくゲッコウガとクレセリアは逆でも可

以上の盤面でターンを返すことを理想とします。
対面によってベンチの5枠目をザシアンVやクレセリア、マナフィ、4枚目のラルトスを出す場合もある。

・1ターン目のミュウのふしぎなしっぽ、かがやくゲッコウガのかくしふだ、レベルボール、バトルVIPパス、霧の水晶の使用する順番

基本的な順番としては①バトルVIPパス②かくしふだ③霧の水晶④ふしぎなしっぽ⑤レベルボールの順番で使用します。
※手札次第で順番が前後するので場合もあるので臨機応変に対応する。
バトルVIPパスはかがやくゲッコウガ、ラルトス、ミュウを持ってくることが多いです。手札と対面次第ではマナフィ、クレセリア、ザシアンVを持ってくる場合もある。
スタートがラルトスで超エネルギーが1枚の場合はミュウとラルトスを持ってくる。
かくしふだで引いたカード次第でレベルボールや霧の水晶、ふしぎなしっぽの持ってくる先が変わるためこれらより先に使用。
霧の水晶は初手でミュウやラルトスを持ってきたりかくしふだをするための超エネルギーを持ってくる。ラルトスが2体以上ある場合はふしぎなしっぽを先に使用してバトルVIPパスに触れた場合は次のターン以降に使うという選択肢も考える。
ふしぎなしっぽでバトルVIPパスを引き込みたい。
引けなければそのターンに必要なレベルボールや霧の水晶、ハイパーボール次のターンに使う可能性があるふしぎなあめの順番で持ってくる。
レベルボールと霧の水晶は手札次第で持ってくる優先順位が変わる。
レベルボールが1番最後の理由として、盤面にラルトスを3体置くことが出来れば、次のターンにレベルボールをキルリアをサーチするための手段として残しておくことができる。ラルトスが盤面にない状態で手札にサーチカードがレベルボールのみの場合はふしぎなしっぽより先にレベルボールを使うと山札を圧縮でき、バトルVIPパスを引ける確率が上がる。
ロストデッキ(かがやくゲッコウガ採用)やパオジアンデッキ、連撃ウーラオスデッキ対面などのベンチ狙撃手段のあるデッキの場合にマナフィのサーチ手段としても使用する場合がある。

次に1ターン目の細かなプレイについて解説します。

・ロスト対面時のマナフィは先攻1ターン目に置かない。

先攻1ターン目にマナフィを置いてしまうと相手がかがやくリザードン型のロストデッキの場合に負け筋になり、ベンチに置けるポケモンが1匹分少なくなってしまうからです。

かがやくリザードン型ロストデッキ

後攻1ターン目のかがやくゲッコウガの技げっこうしゅりけんを打たれてしまう可能性について、後攻1ターン目からげっこうしゅりけんを使用できるデッキタイプとして、封印石採用型のロストデッキがありますが、成功率が3.4割程度で仮にキュワワーだけが見えている状態ではこのデッキかどうかの判断がつかないため、割り切るという結論になりました。
マリガンで封印石型ロストデッキだとわかった場合は、先攻1ターン目にマナフィを置けるのであれば置きますが、レベルボールを使って次のターンの動きがない状態の時は無理に使用しない。

封印石型ロストカイオーガデッキ

後攻1ターン目はマナフィ置きたいが相手の動きが悪くてかがやくゲッコウガの採用の判断がつかない場合は1ターン遅らす事も考える。
例外として、クレセリアとかがやくゲッコウガのどちらかが置けない場合はあなぬけのひも、おとぼけスピットケアでラルトスを守るために先攻1ターン目から置く場合もある。

・HP60ラルトスとHP70ラルトスの優先順位

1ターン目にラルトスを出す時にどちらのラルトスを出せばよいかについては、HP60のラルトスを優先させます
特にロスト対面の場合はHPが低いラルトスを後半に出すと、ミュウを出していた場合にヤミラミの技ロストマインで60.60と乗せられてサイドを2枚取られてしまうのを防ぎたいため。
なのでHP60のラルトスを出した次のターンはサーナイトexに進化させることで倒されにくくなり、すごいつりざおで再利用するラルトスがHP70のラルトスのため、サイドを2枚取りされにくくなります。ロスト対面の10の差はかなり大きいので意識してプレイしましょう。
例外としてアルセウスデッキはHP70ラルトスを優先させる。

・ロストデッキ対面時のミュウを出すのか

ミュウの特性でグッズをサーチできる優秀なカードですが、ロスト対面の場合はHPが60と低いため、負け筋になる可能性があるカードにもなります。
なのでかがやくゲッコウガ、クレセリア、ラルトス1枚以上置ける場合は手札次第(次に繋がるカードのナンジャモやふしぎなあめとサーナイトexに繋がるカード)でミュウは積極的に置く必要はないと思っています。ミュウを置いてしまった場合、ミュウ、クレセリア、かがやくゲッコウガ、マナフィ、ラルトス2枚とラルトスを2枚しか出せない窮屈な盤面になってしまうため、ミュウは自分の動きが悪い時以外は使用しない選択を考えます。もしミュウを使用した場合はクレセリアではなく、ラルトス3体目を置いてサーナイトexから攻撃する事も視野に入れる。トラッシュに3枚超エネルギーを置けているのであればかがやくゲッコウガを出さない選択肢もある。

・サーナイト対面で後攻だった場合

HP60のラルトスを後攻1ターン目に出してしまうと相手の先攻2ターン目にクレセリアの技ムーンライトの要求エネルギーが1枚少ない状態で倒されてしまうため、山札にラルトスが4枚ある場合はHP60ラルトスは出さないプレイを取ります。

・4体目のラルトスを置く対面

盤面にラルトスが3体置けていればそのターンに必要な盤面は揃っていると考えてよいです。後攻だった場合でマナフィ、クレセリアを使用しない対面で4枚目の現物がある時やキルリアに繋がるカード、ナンジャモなどがある場合にミュウ、かがやくゲッコウガ、ラルトス4枚の盤面を作る。
ミュウやかがやくゲッコウガが置けなかった場合にマナフィ、クレセリアを使う対面でもラルトスを4枚出す場合もある。
相手がアルセウス○○で先攻だった場合はザシアンVを置いて特性けんのほうこうを使用して、2ターン目からVポケモンを倒したいのでそちらを優先

2ターン目以降の基本プレイ

2ターン目から技を宣言したいのでふしぎなあめでサーナイトexに進化させることと全てのラルトスをキルリアに進化させることを目標にします。

・サポート、グッズ、特性の使う順番

2ターン目はトラッシュにエネルギーを貯めたいのとサーナイトexを進化させたいため、最低でもサーナイトexとクレセリアが技宣言できる、トラッシュに超エネルギー3枚とサーナイトexを進化させるふしぎなあめ、サーナイトexをサーチするためのハイパーボール、もしくはサーナイトexの現物が必要になる。以上の条件を満たすために次のプレイを考えています

・ドローサポートの使用するタイミング

ドローサポートのナンジャモや博士の研究を使うのは手札に必要パーツが1枚もない場合は先に使う、ある場合は最後に使う。
パーツが複数枚必要で手札の状態が良くない場合は必要パーツがあったとしても先にドローサポートを使用した方がよい場合もある。
序盤の相手の動きが弱い状態でナンジャモを使用するかどうかについて、こちらは自分の動きが優先になります。そのターンに必要パーツが集まっているなら、その時に使用しないかの選択肢を考える。基本ナンジャモは使う前提でプレイする。
序盤の手札にすごい釣竿やともだちてちょう、ボスの司令など中盤以降に使用したいカードが手札にある状態で自分の動きが悪い場合の博士の研究は躊躇なく使用する。

・特性の使用する順番

基本①アルカナシャイン②かくしふだ③リファイン④ふしぎなしっぽの順番で使用する。
盤面や山札のエネルギーの枚数、必要パーツ次第で順番が前後する可能性はある。
アルカナシャインはノーコストで山札を引くことができ、エネルギーを引き当てれば盤面に付けれるため、山札にエネルギーが1番多い状態で使用したいので優先順位が高い。
かくしふだはコストがエネルギーのため、捨てるカードが固定されており、バトルVIPパスなどの不要札を引き込んだ場合はリファインでコストにしたいためこちらが先になる。
リファインは終盤に向けてナンジャモやツツジの使用されても良いように不要札を捨てることを意識する。そのターンに必要なエネルギーが足りていない場合はエネルギーをコストにする。
ふしぎなしっぽはアルカナシャイン、リファイン、かくしふだで引き込んだカード次第で持ってくるカードが変わるため1番最後。
終盤にボスの司令を引き込みたい場合は先にふしぎなしっぽを使用して、山札を圧縮してからドローした方がよい場面がある。

・グッズの使用する順番

こちらは手札と盤面次第で優先順位がかなり変わります。特性より先に使用することで山札を圧縮することができ、特性でドローしたカードがそのターンに必要な札である確率を上げることができますが、例えばキルリアが複数枚欲しい盤面で先にレベルボールを使わず山札にキルリアを残すことでドローで引ける確率が高くなるため、レベルボールは後で使用する場合もある。そのターンに必要なカードを考えてから先にドローするかグッズを使うを考える。
ハイパーボールはコストにするカードが必要なため無理に山札を圧縮するのではなく、特性でドローした後にコストにするカードの選択肢が増えるのでドロー途中や最後に使う場面がある。
コストにして良いカードが2枚あるなら先、無いなら後で使用する。
すごいつりざおは例えばそのターンにラルトス、キルリアが必要であればドローより先に使用する。
次のターン以降に必要な場合はドローより後に使用する。
ともだちてちょうは例えばボスの司令が2枚トラッシュにあり、その次のターン以降にボスの司令を使用する場合や必要パーツが集まっていないのであればドローした後に使う。

・2ターン目以降の理想盤面

ロストデッキ以外はキルリアを盤面に残すことでサーナイトexとアルカナシャインサーナイト両方の選択肢を残しておく。仮にアルカナシャインサーナイト、アルカナシャインサーナイト、サーナイトexと進化させてしまうとサーナイトexを倒された際に攻撃出来なくなってしまうため、サーナイトexが倒される可能性がある場合は安易に進化させてはいけない。もし進化せざるを得ない場合は4体目のラルトスを出してサーナイトexの進化先を作る。
キルリアを残すことでリファインの使用回数が増えて終盤に向けての山作りがしやすくなる。

・盤面の再形成

サーナイトラインは中盤までは基本3体はずっと並べたいので、アルカナシャインサーナイトやキルリアが倒された後はすごいつりざおで戻して、ラルトスから再度、盤面を作ることを意識する。
終盤は逆にあえて出さないことで負け筋を作らないようにする場合もある。

・エネルギーの枚数でダメージを覚える

アルカナシャインサーナイト、ザシアンVの技の打点を計算する時にその場で行っていては時間がもったいないので暗記することをおすすめします。
エネルギー3枚で150
どっすんぐーすかカビゴン
エネルギー4枚で180
セグレイブ
エネルギー5枚で210
HP210以下のV、exポケモン
10ダメージ与えたHP220のVポケモン
エネルギー6枚で240
HP220以上のVポケモン
HP240以下のexポケモン
エネルギー7枚で270
10ダメージ与えたHP280のVSTARポケモン
エネルギー8枚で300
HP280のVSTARポケモン
10ダメージ与えたHP310のVmaxポケモン
10ダメージ与えたサーナイトex
エネルギー9枚で330
Vmaxポケモン
サーナイトex
エネルギー10枚で360
ヒスイヌメルゴンVSTARの技アイアンローリング使用後(270+80=350)
以上のように枚数で倒せるポケモンのラインを覚えることでその場で計算しなくても倒せると即判断できるようになります。
また、サイコエンブレイスでアルカナシャインサーナイトに付けられるエネルギーの枚数は6枚なのでVSTARやVmaxを倒したい際はリバーサルエネルギーやアルカナシャイン、ムーンライトリバース、手張りで予め準備することが大切です。
サーナイトデッキが対面の時にサーナイトexに乗っているダメカンから逆算して打点計算を行います。
サイコエンブレイスで20ダメカン乗っているならエネルギー8枚、40ダメージ乗っているならエネルギー7枚と覚えて覚えてください。
例えば310-40で残り270だから60引いて210の30で割って7だから7枚!と毎回計算していては制限時間内に終わらないので残りHP270=エネルギー7枚と導き出せるようになりましょう。

・エネルギーを盤面に溜め込まない

ムーンライトリバースを使用するために盤面をエネルギーを散らしすぎて、終盤のアルカナシャインサーナイトやザシアンVで大型ポケモンを倒すためのエネルギーが足らないようにしてはいけない。
なのでサイコエンブレイスで付けるエネルギーをどれだけ節約しながら付けられるかを考える。
例えばミュウは逃げるエネルギーが1なので手張りをして逃がすのではなく、サイコエンブレイスで付けてたエネルギーで逃がすことによってクレセリアの技ムーンライトリバースのエネルギーの要求エネルギーを1枚少なくできます。
また、エネルギーのつけ先もアルカナシャインサーナイト、もしくはアルカナシャインサーナイトに進化するであろうキルリアにエネルギーを集めることで終盤に高火力を出せるため、意識してプレイしましょう。他にもサーナイトexなどにムーンライトリバースを使用するためのエネルギーを貼った場合は、バトル場のポケモンが倒された際にサーナイトexから出すことでサーナイトexは逃げるエネルギーが2のため、盤面のエネルギーをトラッシュに送ることができます。

・クレセリアがサイド落ちしていた場合

クレセリアを使うロストデッキやサーナイトデッキが対面の時にサイドに落ちていた場合はサーナイトexで序盤はサイドを取り進めます。
サーナイトexを倒される可能性があるロストギラティナデッキの場合でギラティナVが盤面にある状態で次のターンにミラージュゲートが起動できそうな場合は後続のキルリアの準備をします。できなければ準備ができるまでパーツを集めに行くことを優先させる。
中盤以降はアルカナシャインサーナイトやサイドからクレセリアを回収できればこちらのポケモンでサイドを取るプランを考えます。

・マナフィがサイド落ちしていた場合

かがやくゲッコウガが技を使用できるデッキが対面の時にマナフィがサイド落ちしてしまった場合。
かがやくゲッコウガのげっこうしゅりけんでサイドを複数枚取らせない盤面を作ります。
例えばラルトスをサーナイトex、アルカナシャインサーナイトにすぐ進化させるようにしたり、最低でもラルトスを3体並べて1度はげっこうしゅりけんを許しても、2回目はさせないようにする。最悪1体でもラルトスが残ればサーナイトexに進化させ、HP90以下のポケモンを盤面に2体作らないようにしてサイドを取る。


以上が2ターン目以降の動きになります。
次に各対面の戦い方に付いて解説します。

各対面の目指したい動き

・ロストギラティナデッキ

2ターン目からクレセリアの技ムーンライトリバースでキュワワーを倒す。
中盤もムーンライトリバースでヤミラミを倒しながらナンジャモで妨害してサイドを取る。
最後はギラティナVSTARをアルカナシャインサーナイトかザシアンVで倒す。
途中でギラティナVを倒せるなら倒して1.1.2.2のサイドプランも考える。
ギラティナVが盤面に1枚の場合はキルリアをアルカナシャインサーナイト2面とサーナイトexに進化させてボスの司令でギラティナVを取ることでサーナイトexが倒されない盤面になり、返しのターンでヤミラミにサイドを複数枚取られないため試合を有利に進めることができる。
アルカナシャインサーナイトで攻撃する際はなるべくムーンライトリバースとアルカナシャインでエネルギーを集めてダメカンをあまり乗せていない状態で攻撃する。返しのターンにヤミラミでサイドを複数枚取られないように意識しましょう。
リバーサルエネルギーを絡めることで要求が下がるエネルギー要求を下げられますが、前もって貼らずに攻撃するタイミングで使用する。相手はリバーサルエネルギーが貼ってあるとケアできたり、そこにヤミラミでダメカンを置かれるため。

・ロストバレットデッキ

こちらもロストギラティナと同様ムーンライトリバースでキュワワーとヤミラミを倒す。
キュワワーとヤミラミを倒す優先順位ですが序盤にキュワワーが2枚以下ならキュワワー、3枚以上ならヤミラミを取る。中盤以降はヤミラミを倒すが手札が少なく超エネルギーが引けていないなどの状況があればキュワワーを倒す場面もあるので臨機応変に対応する。
ロストバレットデッキは型にもよりますが基本サーナイトexを一撃で倒すことが難しいので終盤にヤミラミでサイドを複数枚取らせないためにアルカナシャインサーナイト、アルカナシャインサーナイト、サーナイトexの盤面を作る。
終盤はナンジャモを連打しながらHPの高いポケモンで戦うことを考える。
中盤以降にマナフィを倒された場合はすごいつりざおを使って立て直すかはヤミラミでサイドを複数枚取られるなら安易に立てない。かがやくゲッコウガでげっこうしゅりけんを打たれてもよい盤面を形成するようにプレイする。

・サーナイトデッキ

先攻の場合2ターン目はサーナイトexの技ミラクルフォースでミュウかラルトスを倒す。バトル場のポケモンがミュウかラルトスでなければクレセリアから入る。後攻の場合は2ターン目にクレセリアの技ムーンライトリバースでキルリアを倒す。
3ターン目以降はキルリア、アルカナシャインサーナイトを倒してアタッカーを潰しながらドローさせないように妨害しながらサイドを進める。
キルリアを倒す際はHP60のラルトスから進化した方から狙う。
ボスの司令でキルリアを呼び出しでクレセリアの技ルナブラストで倒す場面もある。
相手にサイドを2枚先行された場合は途中でサーナイトexを倒すか終盤にサーナイトexで攻撃を耐えないと追いつけない。
基本1.1.1.1.2か1.1.2.2でサイドプランを考える。
動きとしてはロストギラティナと似ている。

・アルセウスデッキ

先攻の場合はザシアンVでエネルギーのついたアルセウスVを倒すことができれば100点です。
倒せなくてもザシアンVを先攻1ターン目から出すことで相手にアルセウスVを2枚要求させることができる点も優秀です。
ラルトスとザシアンVの優先順位はラルトスを3体出すことができればザシアンVを出す。
ザシアンVでアルセウスVを倒すことができなければサーナイトexで190ダメージ与えることで相手のターンにサーナイトexを一撃で倒せないため、1度技を受けてからクレセリアの技ルナブラストで110とアルセウスVSTARを倒すことができる。
序盤にザシアンVで倒した後に返しのターンにザシアンVが倒されるがサイドを2.2交換しているため問題ない。
アルセウスギラティナだった場合でギラティナVにエネルギーが付いているなら、次のターンにアルカナシャインサーナイトで倒すことを考える。
サーナイトexで攻撃する時は前のターンに1度手張りをすることで次のターンに手張りとサイコエンブレイスでHP290とギラティナVSTARのロストインパクトを耐える。
頂への雪道を使用してくるデッキタイプが多いのでさぎょういんやスタジアムは無駄に使用してはいけない。
2.2.2とサイドを取るを考え、こちらはアルカナシャインサーナイトを2回押し付けることで試合展開を有利に進められる。
空の封印石を採用している場合はビッパやホシガリスを倒して2.1.3とサイドを取る。

・ルギアデッキ

序盤にザシアンVかアルカナシャインサーナイトでルギアVが1匹の場合は狙いたい。(要求値高め)
なのでイキリンコexやネオラントVがいる場合は崩れたスタジアムで退場させられる前にボスの司令でサーナイトexの技ミラクルフォースで倒す事も考える。ターンの返しにドラピオンVやバンギラスV、イベルタルに倒されてもいいように次のターンにサーナイトexを立てることができるかを考えてからプレイする。
ドラピオンVやバンギラスVが出てくればサイドを2.2.2と取りやすくなるのでありがたいが一撃型の場合はバンギラスVではなく、イベルタルでサーナイトexを倒されることも考え、サイドをV.ex、イベルタル、アーケオス、V.exの2.1.1.2と取るようにプレイする。
サイドを取るプランが1.1.2.2、1.1.1.1.2になりそうな場合は序盤からアーケオスを倒すことで終盤にバンギラスVやドラピオンV、アヤシシVが起動しにくくなる。アーケオス1体しか出せなかった場合はアーケオスを全力で取りに行く。
イキリンコexやネオラントVを出してこなくて、ルギアVが2体いるならザシアンVで倒してターンが返ってきたらアルカナシャインサーナイトでルギアVSTARを倒す。
攻撃することができなければ、トラッシュに超エネルギーを貯めてから次のターン以降にアルカナシャインサーナイトでサイドを2枚取ることを考える。
相手が一撃ルギアの場合はバンギラスVの技やまなだれで、デッキ切れによる敗北を避けるために最低でも山札を3枚以上残しておく必要がある。

上手い人は全員狙ってる

終盤にサイドを先行されていた場合はナンジャモとシンオウ神殿でギフトエネルギーを封じながら次の相手のターンに手札が少ない状態でスタジアムを剥がす要求を与えることで勝ちやすくなる。

・パオジアンデッキ

相手の盤面にセビエやパルキアVがいるならマナフィを出す。基本サイドは2.2.2と取りたいが相手の盤面にパルキアV.VSTARがいないか既にVSTARパワーを使っている状態でセグレイブ、セビエが盤面に1体しかいない場合はセグレイブ、セビエを倒すことで相手は攻撃できないのでそこを狙う。
ネオラントVが場にいれば技アクアリターンで山札に帰られる前に倒す。
2.1.1.2と取らせてくる場合は中盤にビーダルを倒すことで終盤のナンジャモで捲るプランを通しやすくなる。
キャンセルコロンが採用されている場合があるのであなぬけのひもでマナフィを安易にバトル場に出してはいけない。また、クロススイッチャーやボスの司令でマナフィを呼び出されてキャンセルコロンからのげっこうしゅりけんをラルトス、キルリアを2体取られてしまわないように進化させてケアをする。

・ミュウデッキ

2ターン目からゲノセクトV、ミュウVをサーナイトexで倒したい。後攻1ターン目にメロエッタでメロディアスエコーを使用されたならクレセリアのルナブラストでメロエッタを倒す。サーナイトexにサイコエンブレイスを使用する際は20ダメージに抑えたいので2ターン手張りするためラルトス、キルリアの状態から手張りしておく。ギリギリ40ダメージまでは許容できるがフュージョンエネルギーの付いたミュウVmaxのテクノバスターや盤面にフュージョンエネルギーが3枚あるメロディアスエコーを2枚のパワータブレットで倒されてしまう。また、仮に3枚全てサイコエンブレイスでエネルギーを付けると310-20×3=250となりダブルターボエネルギーの付いたミュウVmaxのテクノバスターをパワータブレットの要求が2枚で倒されてしまうため要求をあげるためにも手張りを意識する。
倒されてしまう可能性がある場合は後続のサーナイトexを作れないなら無理に攻撃しない。
サイドは2.2.2、2.1.3もしくは1.2.3ととる場合もある。サイド差が6対2枚になった場合は3.3とアルカナシャインサーナイトにリバーサルエネルギーを付けて倒す、ザシアンVで超エネルギー9枚付けて倒さないと間に合わないので自分が攻撃できる残りターンから逆算してからサイドプランを考える。
空の封印石を採用している場合はサイドを2.4と取る。


次に採用カードの使用方法に付いて解説します。

各カードの超実戦的使用方法と注意

・崩れたスタジアム

このカードは主に負け筋を消すカードとして使用します。相手の妨害に使用することを考えてしまいますが、場からポケモンを退場させることできる優秀なカードです。
以下、よく使用する例。

次の相手のターンにボスの司令で
サーナイトexを呼ばれて負けしまう盤面
先にサイコエンブレイスを使用してから
崩れたスタジアムを使うことで負けなくなる

また、サーナイトデッキは入れ替え札を採用していないため、以下のように山札や手札にエネルギーがない状態でボスの司令でバトル場のポケモンが逃げる事ができない盤面を作られた際に沢山エネルギーの付いたポケモンを崩れたスタジアムでトラッシュに送ることで詰み盤面から解放できる。
※盤面はあくまで例なのでトラッシュするポケモン違うなどはスルーでお願いします。

サイコエンブレイスするエネルギーがトラッシュにない
崩れたスタジアムでエネルギーの付いたポケモンを
トラッシュに送ることで逃げるエネルギーを確保

妨害方法の使用例
特にルギア対面などのイキリンコexやネオラントVを相手が使用した時に相手のベンチが4枚以下の時に相手に崩れたスタジアムを使用される前に先に崩れたスタジアムを出すことで勝ち筋を消させないようにする。

次のターンにベンチを埋められてイキリンコexを
トラッシュに送られないようにするプレイ

・ザシアンVであなぬけのひもケア

あなぬけのひもケアのザシアンV置き

相手のサイドが残り1枚であなぬけのひも1枚で負けてしまう時にザシアンVを置くことで耐えられる盤面を作る。
特にロスト対面でもよくあるので意識するだけで勝率を上げることができます。

・ミュウは特性だけでなく技も使う場合がある

残りのHPが少ないポケモンに対してアルカナシャインサーナイトやザシアンV、サーナイトexを差し出すと返しのターンでそれらのポケモンを倒されてしまうと渋いことが多いので以下のような盤面の時はミュウの技サイコショットを使う場合もある。

サイコショットで倒す場合がある
30ダメージ偉い

これを実戦で使うことができれば対戦相手から「こいつ上手いな」って思って貰えます笑

・シンオウ神殿でリバーサルエネルギーの効果が消えてしまうの忘れがち

頂への雪道を剥がしたい一心にシンオウ神殿を引き込んで使用するとリバーサルエネルギーの効果を消してしまい打点が足らないなんて初歩的なミスをしてはならない。
このようなミスをしないためにも構築の段階でシンオウ神殿を採用しないということで根本的からミスをケアする方法もあるがこれが許されるのはポケカ始めたての人だけです。

リバーサルエネルギーの効果消えるからな!

・アルカナシャインとけんのほうこうは好きなポケモンに付けられる

サーナイト使ってる人は「んなもん知っとるわ」ってことですが、これから使う人のためにも記載しておきます。
好きなポケモンに付けられるということはかがやくゲッコウガやマナフィにも付けられ、逃げるエネルギーを確保できます。
また、アルカナシャインサーナイトを2回使うことで1体アルカナシャインサーナイトにダメカンを乗せずにエネルギーを供給できる手段としても使うので覚えておきましょう。

・メモリースキップのHP60ラルトスの使い道

メモリースキップは相手の持っている技を1つ選んで次のターン使用できないという効果で使用する対面として、アローラロコンVSTAR、アルセウスVSTAR、ヒスイヌメルゴンVSTAR、ジュラルドンVmaxなどに使用することが多いので覚えておきましょう。

1つしか技を持たないポケモンに有効
10ダメージが活きる機会もあるので割と使用する

・環境デッキのリストと動きは一通り把握しよう

これはポケモンカードをやる上で全てのデッキに言えることですが相手のリストと動きを把握することでプレイングがかなり変わるので、特に自分が使用しないデッキはジムバトルや仲間との練習で何ターン目にどのような動きができるかを知っておきましょう。リストは大会上位のデッキをまとめてくれているサイトをチェックします。
初心者の方は覚えることが多く大変ですが、数をこなすことでできるようになるので難しく考えなくて大丈夫です。


以上がサーナイトを使う上で自分が考えているプレイになります。
参考になったと思っていただけたら嬉しいです。
拡散やいいねをして頂けるともっと嬉しいです笑

※ここはおかしい、この場面はこうだろといった内容がありましたらTwitterのDMでご指摘頂けると助かります。



おまけ、ポケカを上手くなるためにしたこと

最後に自分がポケモンカードを上手くなるために取り組んだことを語ります。
自分がしてきたことは多分ほとんどの人が実行するのは難しいかもしれないので1部は参考にならないかもしれないですが…
自分はポケモンカードを上手くなるために生活の土台をポケカにした人間なのであくまで「こいつはこんなことして上達しようとしてるんや」程度に思ってください。

1.ポケモンカードができる環境を作る。
自分で言えば大阪から関東に引越ししたことです。
なぜ関東に移住したかと言うと大阪にポケカを一緒にプレイできる知り合いがいなくて、元々デュエプレというデュエマのスマホアプリの繋がりで関東にポケカをやってる知り合いが多く、なら引っ越そうと決意しました。
ポケカのために引越しは、ほとんどの人ができないと思いますのでまずは近所のジムバトルなどの大会に参加して知り合いを作ることをおすすめします。いきなりは難しいかもしれないですが、通うことで「前も会いましたね、よかったら今度一緒に練習やりませんか?」と誘ってみてください。人脈を広げるためには1人でも知り合いになることでそこから輪が広がっていくものです。自分も関東に引越した時は知り合いが5人程度でしたが今では沢山の人と繋がることができて、いつでもポケカの調整ができる環境になりました。

2.大量の時間を作る
結局ですが時間投下が最速で上手くなる方法です。
仕事をしていると中々時間を取れないなどといった方がほとんどだと思いますが自分はポケモンカードを中心に生活するため(半分言い訳)に定職には就かず、そこそこ効率のいい方法で人1人がギリギリ生活を送れる程度の収入で生きています。
その代わりに大量の時間を手にしているので練習会や大会に参加ができるというわけです。
これはあくまで最速で上手くなる方法なので、年月はかかりますが歴が長くなればいずれは大量の時間を投下したことと同じになるので継続し、習慣化させることが大事だと思っています。

3.上手いプレイヤーに教わる
自分には師匠と呼べる方がいます。その人と対戦するだけでその人が使っているデッキの動きがわかるようになり、対戦相手になってもらうだけでその人が使ったデッキが使えるようになりました。綺麗にデッキを回すことができる人の無駄のないプレイから学べることが多く、使われるだけでデッキの理解度が上がったというわけです。
また、何ターン目にこの動きをしたいから必要パーツはこれがいる、何ターン目にサイドを取りきるなどプランニングも考えており、自分が大阪にいる時はこれができていなかったのでポケカが下手くそな理由の1つでした。
師を見つけることが上達への近道になります。
師の見つけ方は大会などに参加して交流するがオススメですが上手い人はジムバトルに参加しない傾向があるので自主大会など景品がかかっている大会に参加することで見つけられる可能性があります。
自分は師匠と繋がれたのは人伝なので結局人脈が大切であると思っています。また、師匠から更に人脈が広がってレベルの高いプレイヤーとも練習ができるようになりました。

4.ポケモンカードが上手くなるオススメの本

プロゲーマーの梅原大吾さんの著書

この本はカードゲームが上手くなるための方法が書かれていると思った1冊。
梅原大吾さんは格闘ゲームのプロですがポケモンカードにも当てはまる内容が盛りだくさんだったので是非手に取って読んで欲しいです。


最後まで読んで頂きありがとうございました。
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