着せ替え少女とメイクポーチ
私の持論なのだが、
子供の頃、着せ替えにハマった少女はお洒落に興味を持つ。
子供の頃、塗り絵にハマった少女はメイクに興味を持つ。
どちらかは好きで、どちらかは義務。大人の女はそうやって生きている様に思う。
1.着せ替え少女
私は着せ替え少女だった。人形の洋服をあれこれ合わせてコーディネートの楽しさにハマった。スクールコーデが好きだった少女は大人になり、同じ系統のトラッドコーデが好きになった。
2.塗り絵との距離
着せ替えにはハマったが塗り絵は、好きじゃなかった。好きな色を塗ってバランスを考えるより、白い面が残ってる状態でも次の絵に取り掛かるようなタイプだった。
どの組み合わせか考える事は出来るが、やり直しの効かない塗り絵には魅力を感じなかった。
3.メイクは義務でしてる
持論でいうならば私はお洒落が好きで、メイクを義務にしてる女。
こんな持論を持つ程、メイクが嫌いだ。女友達がデパコスを買う話を聞いても、良いなぁなんて到底思えない。面倒くさい。
ずっとメイクしないで済む男性が羨ましかった。
4.マスクと口紅
そんな折に、このマスク生活が始まり顔の半分しか化粧をしなくて良くなった。私は義務から解放されてしまった。口紅なんて一年くらい塗っていない。メイクポーチは一回り小さくなった。
もし、マスクをしないで良い世界に戻ったら化粧品業界はきっと赤いリップやグロスを次々に発売し、メイクの楽しさを女性に再び教え込むだろう。
私はついていけるかなぁ?義務から逃れたつもりでいるから心配だ。
END
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