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点の話と線の話

問題解決において、点の話と線の話を区別することは重要です。

・線の話:物事の構造や全体の流れを理解するための視点。
・点の話:細部に焦点を当て、見落としがちな情報や要素を発見する視点。物事におけるほんの一部。

どちらの要素もなくてはならない視点ですが、混合させてしまうと話がまとまらなくなったり、最善の解決方法を導くことが難しくなります。

・例:A店の飲食店の売り上げが悪い
あなたが飲食店の店長だったとします。他の店舗と比べて、売上が芳しくない状況です。そこであなたは以下のような原因を考えました。

・原因①
従業員の態度が横柄
メニューの価格設定やバリエーションが適切でない

しかし、もう少し引きの視点から原因を探索してみると、もっと大きな問題点に気づきました。

・原因②
他の店舗に比べ、人通りが少なく立地が悪い

そもそも集客ができていないのに、いくら従業員のマナー向上や、メニューの改変を行ってもあまり売上には結びつかないでしょう。この状況において、①は点の話で②は線の話であることが分かります。

点の話も線の話も問題解決における重要な要素ですが、どちらの視点も持つことで適切な解決策を導くことが出来るでしょう。

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