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ブロック遊びが下手

幼い頃から屋内でばかり遊ぶ子供で、幼稚園ではずっと絵を描くか本を読んでるか粘土をいじってるかでした。で、家ではたいてい漫画を読むか描くか、何のキャラかも知らないフィギュアとかでブンドドをやっているか、レゴを触っていました。

レゴと、それからLAQを触っていた期間はかなり長かったです……が、思い返すと、きちんとした作品を作った記憶が全然ありません。特にレゴだと、大きめのキットを買って貰って、一度説明書通りに作ったら、その完成品でそのまま遊んでいた気がします。
LAQは僕がやっていた時代には可動というものがほとんどなかったので、作ったあとはほとんど飾るかバラすかでした。僕は大概、説明書通りに組んだ後はバラして、また組み直してはバラして。
どちらも、時には自分で何かを作ってみようとしたこともあります、もちろん。でも成果を出した記憶が一つもありません。
今にして思えば、そもそもインプットが不足していたがゆえアウトプットするべきもののイメージがつくれなかったんだろうな、と、そんなことも思うのですが。

しかし、じゃあ今ブロックを触れば何かが作れるのか、というと、そんなこともない。なかったです。何度か記事にした「プチブロック」ですが、結局何かすごいものを組み上げたなあ~という達成感を一度も得ることなく、火が消えてしまいました。
(いずれのキットも説明書通りに組んだだけでもかなりクオリティ高いので、そうして飾っておくというだけでも満足度高いアイテムですよ。念のため)

僕はブロック遊びが上手くないんですね、きっと。1から何かをつくることができない。無秩序な素材に自分の手で方向性を与えてあげることができない。
既にある程度のカタチを得ている素材を前にすれば、いい組み合わせ方とか、ちょっと捻った使い方を思いついてあげることはまあまあできると思います。或いは、その”既にある程度のカタチを得ている素材”をつくることはできる。
つまるところ、一次創作より二次創作の方が得意で、性に合っている。

一次創作を書いている時間のうち、僕の認識としては、七割くらいは退屈な作業です。
二次創作でも小説だと半分くらいは作業になりますが、オリジナルよりは楽しいです。
TRPGのシナリオを書いたりボードゲームの制作を試してみたりしましたが、これらはオリジナルではあるもののどちらかというと「素材」を用意することに近くて、そこが一番楽しいので、概ねずっと楽しいままでした。

「全ての作品は現実の二次創作」みたいな台詞は、某神主の方のものでしたかね。
僕の現実にうわこれ使って二次創作して~~~と思えるようなことがないから、一次創作がずっとつまらないままなのかもしれません。

というわけで次回、30 minutes missions編でお会いしましょう。秋山幽でした。

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