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読書のこと

自分にとって、感触が気持ちいいものに包まれていると安心する。
例えば毛布、ブランケット−
肌に吸い付くようにまとわりつく心地いいもの。

今朝なんかもそうで、起床してからも、わざとまたベッドに横になって、毛布に包まりながら読書をする。
読書をするとき、椅子に座っていたらお行儀が良いと思う。
だけど、横になりながら本を読んでいるとダラダラしてるように見られる(ことのほうが多い)。ざんねん。


江國香織さんの『サマーブランケット』というお話が好き。
海辺の家に住む女性が、今まで使い方がいまいちわからず、放置していたサマーブランケットを、ある日砂浜に敷いて寝転がる。うつぶせになって砂の匂いをかぐ。一人でたたむには大きすぎる、重さのある、そのサマーブランケット。

あ〜 また読んでこよう。静かな、波の音が聞こえてきそうな短編小説です。

あなたは、椅子に座って読書をする人ですか?
横に寝転がって読書をする人ですか・・・?