見出し画像

【何故セカンドライフは失敗したのか】

【何故セカンドライフは失敗したのか】

ハロー愛しきセカンドライフ!
私はガリナ・ウリザ、東洋國の大総統をやっている者だ!

【何故セカンドライフは失敗したのか】という旨の記事は今も昔もGoogleで”セカンドライフ”と検索すると大体上位に出て来るくらい使い古されたワードだ。勿論、今現在セカンドライフを楽しんでいる人々からすればそんなタイトルの記事を書いた人には一言「そんな事は無いよ!」と言ってやりたくなるよね!私もその一人だ!

今回この記事では聞き飽きた【セカンドライフ失敗論】とは違う視点で、現在のセカンドライフの問題点を挙げ、皆に思案・相談するきっかけを投げかけてみたいんだ

何故今セカンドライフを一番楽しんでいるユーザーの1人である私がわざと「失敗」という言葉を使ってまで、セカンドライフの問題点を挙げるのか
それはこのセカンドライフで大好きな事を始めた人たちが志半ばで諦めて辞めてしまう場面を沢山見てきて、残念な事にそれの解決方法が見つけられなかったからなんだ

なのでこの記事を読んで、どうしたらセカンドライフをもっともっと楽しめる世界になるか私もアドバイスが欲しいんだ
君達の知恵と頭脳を貸して欲しい

画像2

まずは始めに現在のセカンドライフについて知らない人にも説明しよう、セカンドライフをプレイしている人はおさらいのつもりで見て貰えると嬉しいね!簡単に言うと以下の4点が特徴だよ

アバターのカスタマイズが無限
全く同じアバターは居ない、といっていいほど組み合わせや調整のパターンが無限にある、理想の姿を作るもよし、アニメのキャラクターになったり、動物になることも出来る

アイテムを売買出来る
セカンドライフではリンデンドル(以下L$)という仮想通貨をクレジットード等で購入しこの世界内でユーザーの作ったモノを売買することが出来る
アバター自体は勿論、皮膚、髪の毛、衣装、武器、乗物、ミサイルまで形として思いつく限りのものは大体揃っている

土地を所有出来る
仮想空間上に自分が支配するスペースを所有する事が出来る、規模は一軒家が建つ程度の広さから直径256mの広さまで様々あるがこれらは接続して使う事が出来る為実質無制限に拡げる事が出来る(お金はかかる)
この場所にはアイテムを設置したり、家を建てたりすることが出来る

俗にいうゲーム(MMORPG等)ではない
セカンドライフはその名の如く「第二の人生」であるが、倒すべき魔王も世界を救う物語が用意されているわけではない、どちらかというとチャットルームに3Dアバターで参加している、という方がイメージし易いと思う

画像2

挙げみると自分の理想の姿を持てて、自分の作りたい世界を作れて、無理に戦わなくても良い、しかもモノを作って売ればお金を稼ぐことも出来る、理想的な仮想空間だよね!

それではここからセカンドライフの気になる点を挙げていくよ
大きく挙げると2点ある

モノは売れるがサービスは売れない
現状Second Lifeではアイテム販売等【モノを売る】側には利益が入るけど
【それ以外のサービス業】は提供者側が利益を上げる方法ってほぼ無いんだよね、服やアクセ等のモノは圧倒的に豊かなのに、お金を払って得られるサービスというものはほとんど無いよ
形の有るモノは売れるが形の無いモノにはお金を支払うという概念が無い

何を為すにも土地が必要だが土地の維持費が高額
自分のお店を持つ為には最低限まずは土地から必要だが、月額で土地の使用料金をオーナーは負担しなければいけない
例を挙げるなら、カフェを作る為には土地代+建設費(建物購入代)+装飾備品代(飲食オブジェ代)が必要になるよ

お分かりだろうか、モノを売らない「サービス」を主体としたお店を作った場合、基本的にオーナーは毎月お店の土地維持費を支払い、接客をしてお店を運営していくがそれに見合う収入はほとんど無いのである
(※チップという概念はあるがあくまで”お気持ち”であって安定した収入とは言えない)

ここから実際どのような問題が発生するかもう少し詳しく挙げてみるよ

お店、フィールドのオーナーになった場合
もし貴方がこのセカンドライフの世界で、自分のやりたい事、カフェやクラブ、BAR、あるいはもっと新しい人の集まるフィールドを”作りたい”と考えた場合、それを作り上げることはそこまでハードルが高い事じゃない
この世界はモノを作り上げるのに適している
からね!

画像3

貴方の理想とするお店やフィールドが完成した
ここまでに土地もその目的に見合った規模の広さを購入して、運営をする為の最低限のオブジェクトも自作、あるいは購入して設置しました
貴方はお店・フィールドのオーナーとして運営を始めました

その時点で貴方はかなりの仮想通貨を出費しています
だがカフェやBAR等でそれらの出費を埋める収入を得ることは出来ません

「接客」に対する明確な料金体系も無い

あるのは「チップジャー」に”お気持ち”を入れるだけ

小さな規模のお店なら出費も抑えられるので我慢できるかもしれない
だがここは自分の好きを表現できる場所である
もっと大きな事をした場合はどうなるだろうか

広大な土地を使用して「ゲームフィールド」を作った場合は?
人の集まるダンスクラブや街のようなフィールドを作った場合は?

画像4

直径256mのフルSIMと呼ばれるフィールドの維持費は…
日本円で月額3万円弱である

このセカンドライフで「こんなことをしたい」「これをやったらもっと面白いはずだ!」と…
意欲を持って始めた人たちは最初の段階でこれだけの出費を強いられているのである
当然ながらフィールドのオーナーになったら、その規模を埋めるだけのオブジェクトでフィールドを建設する手間と時間、あるいはオブジェクトを購入して完成させなければいけない
それでも意欲を持っている人達はその世界を完成させて、公開する

そして公開すると今度はトラブルが舞い込んでくる、必ず
人が集まれば揉め事があり、当事者同士で収まらなければ彼らは解決方法を求めてくる、オーナーである貴方にね
どのような対応をするにしても一方からは恨まれ、遺恨を残す
それは一度だけじゃなく何度も何度も繰り返す、好きで始めた場所の「所有者」であるだけの貴方は、その世界に訪れる皆からは「主催者としての責任と義務がある」と思われている
この世界は自分の好きを詰め込んだ最高の場所になるはずだったのに、苦労して作り上げたその世界は貴方の精神を疲弊させるクレームの処理と毎月の高額な月額維持費を強いるモノになってしまっている

自分にとってお金と心を蝕むそんなモノをどうして維持し続けてやれるのだろうかだから去っていくんだ

画像5

「せっかくいいSIMがあってもすぐに無くなってしまう」
「やることが無い、暇」
「行くとこが無い」
「なんか面白い事ない?」
「面白い場所作ってw」

という意見をよく耳にする
服やアイテム、乗物、様々なモノが溢れているこの世界には物質的には豊かだよ、だが本当に面白いと思える体験自体はまだまだ足りていないそれ故
”なんとかしよう”と試みた人が精神的に追い込まれ潰されていき、何もしなかった人が彼らから”サービスだけを無償で求め続ける”今のセカンドライフの在り方は【セカンドライフは失敗した】と言えないだろうか

私が知る限り、セカンドライフは13年以上この【失敗】を繰り返し続けている、このサービスが充実しない不毛な悪循環を断ち切れないだろうか、あるいは何かをきっかけに変える事は出来ないだろうか


以上、駄文ながら私のセカンドライフについての問題提起記事【何故セカンドライフは失敗したのか】を終わらせて頂くよ
今回私がこの記事を書いたのはこれをきっかけに何かがセカンドライフ内で変わらないかなと思ったからなんだ
どうすればよかったのか、何が必要だったのか、等は私自身も未だに答えを探している最中で、今後も私はこの世界で色々な事を起こしていく事でその答えを見つけるつもりだよ、なので皆、応援を宜しく頼む!

画像6

この記事に対するご意見をコメントで頂けるのも確かに嬉しいのだが、もしこの世界をもっと面白く変えたい、という意欲をお持ちであれば是非我々東洋國・東洋艦隊に参陣・出資者として参加して貰えないだろうか!

我々はこのセカンドライフ内でどんどん新しい試みを行い、世界を進化させていく、だが人もモノも金も足りないのだ…!(切実)
キミの参陣を待っているよ


最後までお読み頂きありがとうございました
貴方のセカンドライフがより良きものになりますように祈っています




おまけ
SL世界を変える為の拠点、現在の東洋艦隊SIMの進捗状況↓(SIMは非公開)

画像7

画像9

画像9

画像10


宜しければサポートを宜しくお願い致します 頂いたサポートは今後のセカンドライフや東洋艦隊の活動費用として有効に活用させて頂きます