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7年前メタバースに歓楽街を作ったお話

ハロー愛しきセカンドライフ!
そしてバーチャルライフを愛する全ての人々よ!
貴方の心の大総統メルセス・アン/ガリナ・ウリザだ!


今回はセカンドライフ(以下SL)で"夜の歓楽街"を作っていた時のエピソードをお話させて頂くよ、しばしお付き合い頂きたい!


SLは2007年に世間でメタバースという名のもとに大きなブームとなったが、2008年のリーマンショックによる企業参入撤退等により「セカンドライフ失敗」といった意見もあり、ユーザーの熱気はブーム期と比べればやや下火になりつつあったが元気に存続していた

そんなしばらくたった2015年頃セカンドライフの大人な界隈の集まりでは「SLが最近面白くない」という話題で盛り上がっていた

「こんな変なヤツからメッセージを送られた」
「そいつは誰々の別キャラだ」
「何をしてもつまらない」
「店にいっても人がいない」
「アバターが皆棒立ちで声をかけても返事さえしてくれない」
「何がしたいかわからない」

皆がそれぞれ「この世界がつまらない理由」について話していた
だがそれは裏返せば、この世界に期待して訪れている、という証明でもあった、彼らの言葉は言い換えればこういうことだった

・安心して遊べる場所が欲しい
・お店として遊びに行ける場所が賑やかであってほしい
・この世界で参加者の1人として役割・目的が欲しい

私は彼らの話を聞いている時にふと閃いた
”…だったらこれが出来る場所を用意すれば皆が楽しいのでは…?”
それはSL内に稼働している「夜の歓楽街」を作る事である

現代風の都会の大人な雰囲気をもった不夜城というべき「歓楽街」をつくり、そこでお店や客引き、屋台や路上パフォーマーが自由に活動できる、かつSL内で営業しているお店の宣伝件テレポーターを設置してハブのような交通拠点を作れば楽しいのではないか…?

私はその話をすぐその場で話した
「こんな歓楽街みたいな場所を作ったら面白くなるんじゃないだろうか」と…それを聞いた殆ど全員がその場で
「そんなもの出来ないし失敗する」笑ったんだよ

皆がそれぞれ"失敗する理由"を挙げてきたが
では"どうすれば成功するか"については挙げてくれなかった

答えは彼らが言っていたはずだったのに
その中の1人が
「そもそもSLはもう終わってるコンテンツだから、今更何をしても人は来ないし盛り上がらない」
自信満々自分達の世界は楽しくならないと断言した

私はそれが悔しかったんだ、この世界に来たばかりの頃は皆、SL世界に色々な期待をしてワクワクしながら訪れた筈なのに、今は諦めてしまった事に、
自分達の想像力を形に出来る世界の筈なのに、何かをすることが恰好悪いと見えてしまっている、思われてしまう現状に、 
だから納得行かなかった私は1人で歓楽街の雛形を作った

自分達の世界を”諦めた目”で見ていたくなかったから
そして何よりも私が楽しい場所を欲していたからだ!

その話をした3日後には"歓楽街"としてその場所を公開したんだ

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 結果は大成功だった
最初は小さな路地裏の15m程度の一本道しかない私の街は…

1ヶ月後には4倍の長さになり
街の回廊にはフリーランスの妖艶なダンサー達が踊り
あるいはパフォーマーが道ゆく人々から投げ銭を稼いでいた
ダンサーやパフォーマーが稼いだお金の2割は街の金庫に入る仕組みも上手く動いていた

 街自体の維持費はSLで活動しているお店の看板を街の装飾に使うことで看板広告収入を得るようにしていたのでしっかりと"稼げていた"

私は建築が好きなので街は日に日に更に進化していった 作れば作るほど、人は訪れて、それぞれの区画で思い思い過ごすようになっていたよ

「そこに居るだけで楽しい場所だ」
 「来るたびに街が進化していて見るのが楽しい」
 「こんなパフォーマンスをしたい、やっていいかな」


そんな意見が飛び交い、 街は毎晩賑やかだった

最初は"そんなもの出来ない、失敗するよ"と笑っていた人達いつの間にか街の住人になっていたんだ その1人から 「本当はこういうのをやりたかった」 と言われたよ

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私はただ… "こんな場所を作りたい!と思った場所を作っただけ" なんだよ だから"やる前から諦めないで"欲しい

自分がやりたいと思った事を "前例がない"と"他人から出来ないと言われたから"と諦めないでほしい

貴方がやりたいと思った事は「貴方がやりたい事」なんだよ
いっぱい馬鹿にされるし笑われるかもしれないが…
 それは絶対に他の人も惹き込まれる
 "貴方にしか出来ない面白い事"だよ

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最後に
貴方が何かをやろうとして悩んでいるのなら…

ここにブームが過ぎ去ってから8年後に人が恒久的に集まる場所を作ったヤツがいたという事を覚えておいてほしい

今からだって遅くないんだよ

長文ご覧いただきありがとうございました!
これからも大総統は過去に行ったエピソードをTwitterに上げてそれをnoteに纏めていこうと思うよ!

これを読んでいる貴方の未来に何か役に立ってくれると嬉しい
これからも私と東洋艦隊を応援してね!

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