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カフェと人と自分。

人が集まり、対話が生まれる、カフェゼミ。

4月26日にカフェゼミがあった。
テーマはパリのカフェから学ぶ場づくり。カフェ文化研究家の飯田美樹さんのお話を聞いて、考え、感じた。
(https://www.facebook.com/events/924119454431456/?ti=icl)

コーヒーを飲むためのカフェ、ではなく場所としての価値があるカフェ。コーヒーは入場料でありその先はどう過ごしてもよい。お客同士で話し始めても良くてむしろ誰かと出会い、話したくて来たのかもしれない。サードプレイス。

最近、街中でただぼーっとゆっくり時間を過ごすことができたり、誰かと初めて出会い話し始めるなんて場所はあまりない。

お客さんとお客さん同士の関わり。
それぞれの人がお互い関わり合わず、むしろ関わらないという共通認識さえ無意識に持って生活しているかもしれない。効率は良いと思う。お互いに関わり合わない環境は、それぞれの仕事や勉強を捗らせるのかもしれないし、お店側としたら、ご飯を食べて帰ってくれるお客の方がお店の回転率を上げてくれて良いかもしれない。
せかせかしていませんか?合目的すぎないですか?もうちょっと自分のことを考えたり家族でも友達でもない新しい人と話してみませんか?

パリのカフェのテラスが外に向いているのが、おいでよと言われているような気がして良い。という話を聞いて、ふと最近できた商業施設に割と狭めの通路に向かって席が設置してあるカフェのことを思い出した。
いや、決してそれが良いわけではなかった。通る人との距離が近すぎるし、外には向いているけれどその席には他の人とゆっくり話せるような環境はない。そのカフェを見たときにも疑問に思ったけれど、カフェゼミで話を聞いてから、何をイメージしてそのようにしたのかより聞きたくなった。もしパリのカフェだったらなんだか惜しい。

お客さんと従業員の関わり。
お客さんとのコミュニケーションがなくなっていくお店。飯田さんが回転寿司を例に挙げた時、確かに!と結構自分の中で面白いポイントだった。
それでレジすら従業員がいない、セルフレジとか増えてるしなぁと思った。けれど、セルフレジの使い方を教えてくれる従業員がいるところもあるなぁと、人員削減ではあるけれどレジに客と従業員が同じ方向で立つのはなんか距離が近くて普通のレジより少し面白いよなぁとも思った。

従業員の行動がマニュアルすぎる問題もある。私もデパートに入っているお店でアルバイトをしていて、お店でのクレームはデパートのクレームになる。自分の行動に対しての責任が自分だけではなく、顔も知らないもっと上の立場の人たちに繋がっていくのだと思うと、お客さんに合わせて行動したい時も、やっぱりルールに従っておいた方がいいなと思ってしまう。
お店の商品にお客さんが自分の欲求を合わせるのではなく、お客さんの要望に出来るだけ応えられるような、できなくても検討でき、会話ができるような関係の方が良いなと思った。会社や支店長の許可がないと行動できないと思っていた。確かに上の人たちがそういうお客さんのためではあるけど勝手な行動を許すのも大切?かと思うけど、自分自身がこうしたいっていうのを伝えていく、実際に行動していくことも大切なのかもしれない。

お客さん同士の関わりもお客さんと従業員の関わりも気になった。なんだかたくさん自分が思う問題点ばかり挙げていたが、結局はもっと人と関わる世の中がいい、パリのカフェの雰囲気に憧れている(行ったことないけど)!やりたいね!

人と人の関わりがもっとある、温かい社会がいいね。

#MELCブログ #カフェゼミ180426_mb

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