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Believe Tomorrow

https://youtu.be/CTFZCcREYUA

さて何とか完成したので今週もアップしました!
「天野滋,未発表曲」から「Believe Tomorrow」

これでこのシリーズも4曲目。
何が一番大変か?って言われれば「歌詞が聞き取れない」ところです。
曲にもよりますが、あくまでデモなので録音状態が良くないのが多いのです。
その点、この「Believe Tomorrow」は「天野滋,未発表曲」では一番の完成度!
歌詞も聞き取りやすいし、演奏もはっきりしててコピーしやすい。
詳しい人に聞くと、岩手の「めんこいテレビ」のテーマだとか。どうりでね。

KeyはD♭とちょっと面倒(^_^)
リズムはいわゆるモータウンビートってやつですね。
シュープリームスの「恋はあせらず」
日本だとプリプリの「ダイヤモンド」とか斉藤和義の「歩いて帰ろう」
ただ天野さんのはあまり「ハネ」てないモータウンビートなので
オレはもう少しだけシャッフル感を増やしました。
その方が柔らかい感じになるのとPOPな仕上がりになるのでね。

コード進行はシンプルな中にも面白い所がいくつかあって。
Aメロの3〜4小節目なんかそうですね。
セカンダリードミナントも上手に使って作ってるし
サスガ!作曲家天野さん って感じです。
イントロの最初や間奏は「お〜天野さんがdim(ディミニッシュ)使ってる!」
と思ったコードもあったけどよく聴くと違いましたね。D♭の次はE♭7でした。

楽器構成はドラム、ベース、エレピ、エレキギター
ストリングス、シンセブラス、ベル、そしてコーラスといった所でしょうか。

オリジナルではストリングスを兼ねたパッドが全体的に入ってましたけど
これは今回無くしました。
完コピが基本なのですが、この後の作業の都合上こうなりました・・・(^_^)

ドラムはいわゆる「808系」ですね。Logicユーザーなので「Ultrabeat」を使いました。

エレピは元々入っていませんでしたが、コードバッキングでかなり盛り上げてます。

エレキギターは2本のギターのコンビネーションでモータウンビートを弾いて
それを左右にパンしてます。昔からオレが得意とする方法です。

シンセブラスはリズムのアクセントに入れてます。
コーラスとユニゾンして補強する役割もあります。

ベルはオブリとして要所要所に入っていますね。そのままコピーしました。
POPな曲にはベルは必需品ですね。

コーラスは4声です。登場箇所はオリジナルよりかなり増やしてます。
パッドを抜いたのも、このコーラスにポイントを置きたかったのが理由の一つです。
オレはコーラスが大好きなので、けっこう複雑なアレンジにしてますよ。

そしてベースは半音下げチューニングです。Key Dで弾いてます。
このリズム弾きながら歌うのは意外と難しいのですよ。
毎回、シンコペーションするので歌がつられそうになります。
ベース弾く人には分かってもらえると思います(^_^)

ミックスダウンは毎回悩みに悩みますが
今回もご多分に漏れず・・・時間が掛かりました。
とにかく軽快なテンポ感を出さなくてはならないので
何度も何度も何度も何度もやり直しました。

実はミックスが暗礁に乗り上げると参考にする曲がありまして
それを聴いては自分のに立ち返る、また行き詰まっては聞き直す。
何だと思います?(^_^)
それはNSPでも何でも無くて「角松敏生」さんの「飴色の街」なのです。
だいたい角松さんの曲は「音数が多くて」「音圧も凄い」のですが
特に「中低域」の処理がカッコイイのですよ!
この音域は「ボーカル」と重なるので、邪魔にならないように
カットしていくのですが、それだと迫力が出ない!
いかに「ボーカル」とのせめぎ合いの中で「中低域」を出すか!?
これを確認するためにいつも参考にさせてもらってます。

映像はどうしよう〜?
考えた末に一つアイデアが浮かびまして

「季節を先取りしてヒマワリで統一しよう!」
そうだそれが良い〜(^_^) で、こうなりました!
こんな素敵な曲なのに、明るくしなきゃ天野さんに申し訳ないですよね。

それにしても天野さんのモータウンビートって珍しいなあ。
NSPにはこのスタイルの曲は書いてないように思うけど
他の歌手に提供した中にはあるのですかね?
誰か知ってたら教えて下さい。

さて次回は何をやろうかな!? 
天野さんの命日も近いのでそれも考えなきゃ。
お楽しみに!

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