見出し画像

母が精神科病棟に強制入院した日

数年前、地元の総合病院から電話がかかってきた。
「大変申し上げづらいのですが、お母様が措置入院しています。」

30数年生きてきて初めて聞く単語「措置入院」

つまりは、精神科病棟に強制入院したということを表す単語なのです。

…ショックというよりホッとした。

「人権保護の観点から入院しております。日用品を買うお金は自費で、お母様の持ち合わせが尽きたのでお支払いお願いしたいです。」

数千円で縁が切れるなら払いたいところだが、巻き込まれるのはごめんなので断った。

正気な人と話すのはこんなにも容易いのか、私の事情を説明したところすんなり受け入れられる。

そもそも、母はお金があるはず。
私はガラケーで彼女は最新スマホ、私は軽自動車に乗っていて彼女はガイシャ。

ところで私の人権は?

ここからソーシャルワーカーさんからの連絡が続いていきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?