推しに依存した女の末路
⚠︎注意⚠︎
ひたすら自分語り。
苦手な人はバックしてね。
自意識過剰人間だけど少し気になるのはこれが本人たちの目に留まりませんように。
まぁ、ないとは思うけど。
では。
自分が大嫌いだった。
世界でいちばん大嫌いだった。
嫌いなところを上げだしたらキリがない。容姿がパッとしないところ。太ってるところ。コミュ障なとこ。怠惰なところ。見栄っ張りなところ。臆病なところ。他人の評価を気にしすぎるところ。才能の欠けらも無いところ。頭が悪いところ。他人のことを手放しで褒められないところ。他人の幸せを願えないところ。常に自分だけで周りをちゃんと見れていないところ。気配りができないところ。他人の嫌なところをすぐに探すところ。嫌われるのが怖くて予防線を張るところ。
これを書いている自分も嫌いだ。これを公開するかどうか悩んだ。でも、かまってちゃんで承認欲求の強い自分を優先させた。大っ嫌いだよそういうところ。これを公開してすぐ共感性羞恥に見舞われるんだよ。共感性羞恥って何?え、自分じゃん共感じゃなくてそのまんまなんですけどウケる
脱線脱線。
それに対して、彼らはキラキラしていた。
初めてだった。自分がこんなに長期間夢中になった人達は。どこが好きとかいうのは今回省略する。過去ツイート見てくれ(放棄)
ここで挙げる彼らの好きなところは、彼らは私とは全く違う別世界にいるという点だ。
私がどんなにどす黒くて汚い人間でも、それを知ることは無い。
受け止めようとして共倒れすることも無い。
「あの子はちょっと病んじゃったから」と遠ざけることもない。
それを恐れてこちらがおどけてごまかすなんてこともしなくてもいい。
なぜなら、私は無数にいるファンの1人でしかないから。
たくさんのファンの中に真っ黒な自分が1人いても、大丈夫なんじゃないかと思った。そしてそれは本当にそうだった。V6は温かく大きな手で包んでくれた。
学校の帰り、歩きながら1人反省会が始まる。今日起こった出来事、それの自分の対応がどれだけ杜撰で恥ずかしくて、醜いものだったか。自分が嫌いで醜くて呪い殺したくてどうしようもなくなった時、それを塞ぐようにイヤフォンをしてV6の曲をかけた。意識は自分からV6に変わる。「ここがかっこいい」「この歌詞痺れる」「このハモリ誰だろう?」そんなことを考えていたらズンと重たかった気持ちは軽やかになった。1人反省会はV6のここが好きだ選手権になっていた。
学校行きたくないな、という気持ちがぐるぐるしている日でも、新曲MVがYouTubeでちょっとだけ公開されているのを電車の中でこっそり見て、今日は絶対に幸せな日になると暗示をかけた。
V6のおかげで毎日が楽しかった。大好きだった。その時間が。
V6を好きな自分は、唯一好きな自分だった。
V6のことを考えていると自己の意識が入る瞬間がない。そんなのどこかにやってしまうくらい夢中になれるから。彼らのかっこよさ、生き様、全てが魅力的だった。
V6はいつだって包み込んでくれた。
V6は私の理想の塊だった。なりたかった自分が常にそこにあった。
歳を重ねるごとに魅力が増していくV6。
楽しそうに日々を過ごしているV6。
彼らを見て生きているのも悪くは無いのかもしれないと思った。
私も6人のような仲間が見つけられるかもしれないなんて夢物語と思いつつチラッと考えた。
V6は私の目を、耳を塞いでくれた。自分に突き刺すはずだったナイフを、受け取って静かに鞘に収めてくれた。
夢中になって、夢中になって、夢中になって。
ずっと依存していた。それが自分を好きになれる第1歩だと思っていた。見ないふりが最善策だと思っていた。
日に日に増していく自己嫌悪。逃避するようにそもそもの自分が分からなくなる。現実味が足りなくなって自分が生きているのか死んでいるのかも分からなくなる。そんな時も変わらずにそばに居てくれた。いつだってかわいくてカッコよくて理想のアイドルでいてくれた。盲目ファンでいさせてくれた。
永遠を錯覚した。
ずっとこのままなんじゃないかと思った。
だけど、違った。
永遠なんて無かった。
2021年11月2日。私はどんな状態でその朝を迎えているんだろう?
私の自己嫌悪は終わりがない。多分ずっとずっと嫌いだ。自分の嫌なところを探す癖はもうきっと治らない。ここは軽く絶望案件なのだが笑
依存先を見つけるしかないのか?
そんなV6に代わるものなんてどこにもないじゃない。
死ぬ?死ぬ勇気もない。臆病者。
その先、どうやって生きていけばいいんだろう。
またずっと1人反省会をするんだろうか。受け止めてくれる人がいるんだろうか。
ずっと大嫌いな自分と向き合っていかなくちゃならないのだろうか。
これからも?認知症になってもう何がなんなのか分からなくなるまでずっと?
長い。長すぎる。あと70年くらい?
もしも神様がいるのなら私は永遠を所望したいと思う。陳腐だね。そういうとこ嫌い。クサイよ。
とっちらかっててもう何が何だか分からないが、最後にV6に言いたいこと。
こんな私の居場所をつくってくれてありがとう。ここにいていいんだって、思わせてくれてありがとう。ずっとずっと救われてた。救われっぱなしでもうほんとにどうしようもないけど最上級の感謝を伝えたい。
ありがとう。笑顔をくれて。あなたたちがいたから今まで生きてこれた。
V6は私の生きる希望で、生きる意味だった。
2021年11月1日。
それがなくなる。
やっぱりかまってちゃんじゃん。この見栄っ張り。
それにお前受験生やろ。受験生はちゃんと勉強しろや。V6に託けてサボるつもりだろ馬鹿か。そんなの彼らに不誠実だろ。
チャンチャン。