sideMの次のライブでアイマス最高と叫ぶつもりの女の独り言

「アイマス最高」とは何か。
ライブの最後にこだまするあのかけ声は何なのか。

これは人によって解釈が違うと思う。

アイマスシリーズやっぱり最高って意味。
単にその日のライブが最高って意味。
なんとなく毎回言ってるだけだから知らない。
etc…

とにかく色々な捉え方をしてる人がいる。

これは正解がなんなのかは重要じゃない。

もちろん正解というか起源は調べればわかるだろう。
けれどライブではそんなの関係なく、解釈の違う人々が声を合わせて叫ぶ。
その叫びを応えとしてきたのがアイマスだった。
それが、自分の見てきた「アイマスライブ」だった。

そしてそれは、必ずしもアイマス自体が最高であるかどうかは関係なかった。

自分の大元はデレマスPなのでデレマス基準で話すと、デレマスライブ参戦時は決して"アイマスシリーズが"最高だったことはない。

もちろん担当が歌うだけで気持ちとしては全て最高になるのだが、それはあくまでライブと担当が最高なだけだ。
アイマスシリーズ自体が最高か否かは関係ない。

何年もボイスを得られない魅力的なアイドル達。
ボイスを得られてものしかかる格差。
それらに嘆き悲しむ人々。
それら問題を無視してアイマスシリーズが最高だなんて、到底思えない。

自分にとってのアイマスシリーズは、ずっと最高なんかじゃなかった。

それでも自分は、参戦したライブの最後には「アイマス最高」と叫び続けた。

なぜなら自分にとっての「アイマス最高」は、感謝のサインだからだ。

これは自分が「アイマス最高」という言葉の意義に疑問に思って、その言葉について調べた時に辿り着いたものだ。

この回答主は色々な人に感謝を届けるために、アイマス最高と言っているらしい。

中々素晴らしい応えだと思った。

自分が見ているのはあくまで特定の作品のライブだ。
けれど、そこに辿り着くまでに借りた手は、当然そのブランドの人だけではないはずだ。

シリーズ統括だけではなく、スポンサー、ライブ運営・設営に関わったスタッフの方々…
とにかく色々な人が関わっているはずだ。

自分はこれまでに参戦した別ジャンルのライブでは、それらの方々に特別な声がけをすることはなかった。
目の前にいる人達だけがライブを造った訳ではないとわかっているのに、だ。
それがそのジャンルの礼儀といえばその通りだが、しかし、それを現せない自分をもどかしく思っていた。

それをアイマスとして一つにした上で「アイマス最高」と称えるというのは、まさに自分が理想とする形だった。

自分の理想の形はアイマスにあったんだーーそう嬉しく思った。

だからその想いを抱きつつ、今でも、自分はアイマスシリーズ自体が最高ではなくても「アイマス最高」と言う。

声優さんに、スタッフさんに、ここにいない全ての関係者さんに、とにかくここに関わるまでの全ての方々に。
「あなたは最高だった」と、そう言いたいから。

まあ、3Dアイドルのライブではそもそも言わないべきでは?とか言われてたり、そもそもこのかけ声自体要らないという声もある。
その辺りは自分も考えるべきなのだろう。

けれど、言うのが許される環境である限り、自分は「アイマス最高」と言いたい。
というか言う。

なので今度の周年ライブでも自分は「アイマス最高」と言うつもりだ。


…そもそも本当はこんなこと書かなくても、ライブで言いたければ言えばいい話なのだろう。
けれど今回だけは、どうしてもライブ前に書かないといけないと思った。

なぜなら、自分が存在しなくなるのが怖いからだ。

前回のKアリーナでも自分は「アイマス最高」と言った。
間違いなく言った。
Level7の席だからステージまで届かなかっただろうけれど、それでも心を込めて言った。

けれど、帰ったあとTwitter(X)を見て、愕然とした。

「アイマス最高は男しか言ってない」
「自分の周りは誰も言ってなかった」
「みんなWe are 315って言ってた」

そんな趣旨の否定的な意見をいくつも見かけた。

自分はあのライブに存在しなかった。
そう思ってしまった。

もちろん言ってる人達は悪気などなく、単に最上階の自分の声なんて聞こえなかっただけだろう。

というか男の声と女の声が重なったら、女の声はどうしても声量も声の太さもありがちな男の声に消えがちだと思うし。
当然聞こえにくいはずだ。

そもそも女の声は自分だけなはずがない。
同じく言った女性Pらしきアカウントの人の主張も見たし。
やはりちゃんと聞こえなかっただけだ。

けれど、そのことがずっと心に引っかかっていた。

それが自分の中で、気づかないうちに徐々に悪化してしまった。
段々とsideM自体がキツくなっていって、最近は距離を取ってしまいがちになった。

それでもやっぱりsideMが、担当が大好きで、だから次の周年ライブまでには強引に持ち直すつもりで、なんとかチケットを取った。

けれど、また存在しないことになってしまうかもしれない。
それが怖いし嫌だった。
せめて行ったライブには存在させてほしかった。

だから、今回はあらかじめ存在することを書く。
勘違いで存在しないことにされないように、存在することを書く。
自分が同じように傷つかないために。


とはいえ、自分以外のsideMPがみんな「アイマス最高」を辞めるのであれば、自分は身を引くべきかなとも考えている。

ライブは自分のためだけのものではない。
自分にとっては感謝のつもりでも、それ以外の人達にとって迷惑ならそれはすべきではない。
そこはずっと考え続けるべきだろう。

とにかく今回は意思表示をする。
それでどうなるかは、終わらないとわからない。


…でもやっぱり言うの怖い。
今からもう怖い。

とりあえず今のところは言うつもりですって話で。

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