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純平へのラブレター〜あの日別れた君へ〜

純平、もうすぐ厳しい冬がやってくるけど、君は元気にしているかな。
道楽だよ。

ネクストアドベンチャーで出会って以来、君とは幾多の戦場を共に駆け抜けていったね。

僕の腕が未熟で、純平の実力を100%引き出すことができずに、結果的に別れてしまったけど、純平は僕のことを恨んでいるかな。

今日は君との思い出を手紙として書き綴ろうと思います。

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純平、君はそのふくやかなbodyと如何にもカレー食ってそうな見た目に反して、とても身軽で俊敏でしたね。

その素早さは、君の同僚がメモリを2消費してスピリットエボリューションするのに、君はたった1メモリで進化できたところからもよくわかります。君のそのフットワークの軽さに、僕は何度助けられたかわかりません。

そして君の進化先も、他の同期に負けず劣らず強力なものが揃っていましたね。

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ブリッツモンは進化した時にデッキトップから第二の純平とハイブリッド体を探してくれました。ブリッツモンのおかげでデッキが物凄いスピードで回ったね。正にデッキを支える大黒柱みたいな存在だった。

だからこそ純平が不貞腐れて、セキュリティにブリッツモンを2枚も3枚も送った時は勘弁してくれとなりました。そんな苦々しい思い出達も、今ではもう懐かしいね。

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ボルグモンは進化した時にDP6000以下をレストしてくれました。メモリ1で相手のレストとDP6000と1ドローは割とコストパフォーマンスおかしいんじゃないかと今でも思ってるよ。

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そこからライノカブテリモン、エンシェントビートモンと進化して、相手を蹂躙しにいったよね。

純平が貫通を持っていたから、エンシェントビートモンに進化した時は、相手のセキュリティを2枚も割ってくれました。僕はその攻撃力に何度も助けられたんだ。改めてお礼が言いたい。ありがとう。

でも貫通はいい事ばかりじゃなかったね。ライノカブテリモンが引けなかった時は、常に見えないセキュリティに怯えていた。

盤面で有利を取れればそれでいいのに、純平は張り切って相手のセキュリティまで叩き割っちゃうもんだから、何度、貫通のテキストを外せと思ったかわからないよ。

でもそうやってセキュリティでのバトルに負けてトラッシュに落ちていく純平が腹立たしくもあり愛おしかったんだ。

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でもそんな苛立ちも、ネクロマンサーネーモンのおかげでなくなりましたね。純平とタッグを組むと何故かメモリが1増えるボコモンも含めて、同じ番組の出演者だったあの2人は僕と純平を何度も助けてくれました。
正直今でも頭が上がらないよ。

同期だけではなく、他の番組出身の子達も純平を助けてくれたね。

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02の劇場版ゲストから、番組レギュラーへ華麗な転身を遂げたテリアモン先輩は対戦相手を全力で妨害してくれたし、アドコロからの新入りのニーズヘッグモン君は未来から何度も僕らを救ってくれた。彼らの助けがあったからこそ、僕らは安心して対戦相手の顔面を殴りにいけたんだよね。

勿論助けてくれたのはデジモンだけじゃない。

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テイマーの太刀川ミミさんや一乗寺賢くん、泉光子郎くんとも一緒に戦ったね。彼らはそれぞれ違う良さを持っていたけど、皆純平と仲が良くて、緑だけで新しいデジモンフロンティアが出来そうでしたね(笑)。

そんな色んな先輩後輩達と力を合わせて戦った日々は、僕にとって楽しいものだった。


もちろん楽しいことだけじゃない。辛いこともいっぱいあったね。

特に青の連中には沢山苦しめられたね。アイスウォールとかゴブリンのガキとかブリザーモンとか、色々苦しかったけど一番キツかったのはシャコモンかな。

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あいつのせいで純平の長所である身軽さが潰されてしまった。太刀川ミミさんやボコモンがいればまだよかったけど、彼らがいない時は地獄だったよね。
憶えているかい?畳み掛けるようにシャコモンが出てきて何もできないうちに負けた時は、悔しくて2人で河原で慰め合ったね。

そんな悔しさをバネに立ち上がっては、何も出来ずに負けたり、たまに勝ったりしていたね。あの日々は本当に楽しかったなあ。

だけどそんな純平との蜜月も、ある女の登場で終わりを告げることになった。

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そう、マスティモンだ。

彼女のジョグレスの光は思うように勝てずに苦しんでいた僕を魅了した。ジョグレスからの究極合体ズワルトの快楽に僕はあっという間に溺れてしまったんだ。

そして僕は純平を捨てた。

結局僕は勝利に目が眩んで、マスティモンに浮気をしてしまったけど、純平はこんな僕を許してくれるかい…?それともこんな僕をまだ怒っているかな。

怒っていて当然だ。せっかくパラレルにまでした君を捨てるなんて、僕は本当に最低なことをした。今は反省している。許してほしい。

さて、思い出話はここまでにして、実は純平に良い知らせがあるんだ!11月26日に発売するデジモンカードブースター第8弾、『ニューヒーロー』で、新しい昆虫型の究極体の収録が決まったんだよ!

それがシーヴァモン。自分の場を全てレストさせることで相手のオプションを封じる能力と、アクティブになった時に相手のセキュリティを破棄できる能力を持ってるんだ。これで憎きアイスウォールやブレスオブワイバーンに恐れる日がなくなるかもしれないよ!

純平、君はまだ僕を許さないかもしれないけど、僕はまだ君とのあの輝かしい日々が忘れられない。だから、11月26日からまた僕と一緒にやり直さないか?純平…。



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