鬱病になった話(閲覧注意)

閲覧注意





自分は前にも鬱病の記事にて書いたかと思うけれど、もともととてつもなく責任感が強い人間だった。
そして、仕事とかになると人一倍頑張る人間だった。
頑張るのが当たり前。
頑張らないのはなぜ?
頑張るそして効率よく。誰よりもできていると思っていた。
そんな中、会社の状況がすごく悪くなり、一つの会社に勤めあげることが美徳と感じてはいたが、親会社に吸収されたことで愛社心がなくなり転職を考えることとなる。
新たな転職先に勤め、最初は良かった。
しかし、もともと仕事を効率よく回すことをしていたのに、新しいことが増えすぎて、しかもそのやり方もわからない。
やり方を聞こうとしても聞くことができない。
聞くタイミングを計り、今なら聞けるだろうと上手い立ち回りをしようとする。
そのタイミングを計っている間に上司がいなくなることも多々ある。
そうすると少しずつ仕事を後回しになることも増えてくる。
それでも新しい仕事はどんどんくる。あとでまとめて聞けばいい。
気づいたら仕事が山のようになっていて、やろうとしていたことも仕事に忙殺される。
聞こうとしたことは何だった。
明日でいいか。
そういう日々が続いている中、新しいプロジェクトを任される。
簡単なプロジェクトだろうし、いけるだろうと思われたのだ。
しかしダメ出しの日々。
どうしてもっと早く相談しない!
時間が決まってることなんだから。
なにも聞いていない。
いつ頃やるとかのことは聞いていても、どのくらいのタイムスケジュールかは知らない。
自分が聞かないのは悪い。
でも、でも、でもという言葉だけが沸いてくる。
気づいたら心が止まっていた。
考えるという脳が消えていた。
仕事に行く前に嗚咽を繰り返す日々。
最後に仕事に行った日。
本当はその前の日が地獄だったんだけど。
その話は一応しないでおく。
もう出先から会社に戻ることができなかった。
車の中でだれか俺の車にぶつかってくれないかってずっと願っていた。
死にたい、でも自分で死にたくない。人には迷惑かけない。
だから暴走車をくれ。
そいつの迷惑で死ぬ存在が俺であれ。
そんなことは訪れない。
会社には戻れない体調だったため、家に戻る。
家から上司に直帰する旨を伝えるも、言葉が変な言葉しか出てこない。
直帰は認められると自分は大きく息を吸えた。ずっと呼吸が止まってたみたいに酸欠だったのだ。
残務はあったので仕事を済ませ、次の日は土日。
その土日に何をしたか覚えていない。
月曜日が来た。
スーツに着替え外に出ようとするも嗚咽が止まらない。
でも行くしかない。
朝からお客さんのところに出る。
お客さんと話してるときはすごく楽だ。
話し終えて会社に戻ろうとするも、吐き気が止まらない。
上司にお詫びの電話と病院に行く旨を伝える。
これは心の病気だ、自覚する。

近くのメンタルクリニックに片っ端から連絡する。
そうですかー、えーと診察できるのは二週間後ですね。
今日は?無理です。
全部に断られる。

心療内科も兼任している内科があった。
院長の顔は怖めだけど、電話するとすぐに通してくれた。

会社に行く前に嗚咽が止まらない話。
ある人がいると委縮してしまう話。
会社の中では普通に仕事ができるけれど、人と話しているときに頭の中が空っぽで何も考えられていないときが多い話。
考えてる?って言われて何も考えられていなかった話。
全て伝えると、心療内科と書いてあるのに、うちじゃどうにもできないな。メンタルクリニック行かないと。
いやメンタルクリニックが空いてないからここ来たんです。
んー、じゃぁこっちから電話してみるわ。
一人紹介したいんだけど空いてるー?
え?キャンセルがでた?昼頃?
わかったー、じゃぁ一人そこに紹介するから開けといてー。
ということでさっき自分がかけたときは門前払いされたところに入れてもらえることになった。

そこでも同じく症状を話すと、鬱病ですと即診断が出る。
上司に話してくださいとのことで、上司に電話すると、もうゆっくり休めということになる。
そこからはもうずっと会社に行かなくなった。

ここからは別記事に戻る。

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