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ホットプレートにお詫びの手紙を書きました。

ホットプレートへ

ホットプレート。私はあなたに謝らなければならないことがあります。

あなたに出会ったのは4年前の冬、家電量販店でしたね。期待に胸を膨らませ、共に津軽海峡を渡ったあの日。

あの日からあなたはどれ程待ったでしょうか?たこ焼きプレートもついた高性能のあなたが、たくさんの笑顔に囲まれる日を。



─しかし、その夢が叶ったのはたったの2回。3年半でたったの2回でしたね。

そうです。あなたの持ち主である私は、大学入学前の期待とは裏腹に全く友達が出来ずみんなでワイワイ囲むためのホットプレートは、2回しか使われませんでした。

この夏も誰とも遊ばず『どう美味しくトコロテンを食べるか』模索しているような持ち主に買われたあなたに申し訳なく、今回お詫びの手紙を書きました。

本当に、本当にごめんなさい。1人でも使ってあげれば良かったのですが、洗うのがクソクソ億劫で全く使ってあげませんでした。

残りの半年、アツアツの食べ物を囲む友人もきっと出来ないでしょう。ですから、最後に思い出を作って手紙を締め括りたいと思います。


名称不明より。