「福祉とは何か」と問われれば、貧困ビジネスである。そう答えるだけである。

「福祉とは何か」と問われれば、貧困ビジネスである。
そう答えるだけである。

社会福祉の基本構造は、

障害分野では、
①行政・障害者福祉課〔指定・監督など〕
 都道府県が福祉サービス事業者等の指定を行う。
 市町村は障害福祉サービスの給付決定など。

②一般・特定計画相談支援事業所(民間が行政からの指定を受ける)
 相談支援専門員がサービスプランなどを作成する。

③障害福祉サービス事業者(民間が行政からの指定を受ける)
 介護給付(居宅介護、訪問介護、生活介護などのサービス事業所)
 訓練等給付(就労移行支援、就労継続支援A・B、グループホーム、地  
 域活動支援センター、その他のサービス事業所)
 これら各事業者が障害者への福祉サービスなどの実務を行う。

 高齢者の介護保険も大まかには同様の構造となっている。

 ②、③は社会福祉法人、NPO、医療法人、株式会社などの民間事業者で構成されており、基本的には営利活動である。ひたすら金を儲けて、理事や役員などの経営者が投資した資金以上に資金を回収することに血眼となっている。

 「福祉とは何か」と考えたとき、生活弱者を対象とした貧困ビジネスだと断言できる。要は程度の問題である。何処まで相手から絞り取るかだ。
ホームレスに対するような過酷なものか、もう少しいくらかでもでゆるやかなものか・・・・・・

 福祉の各分野で如何に持続的に収益を上げるかが第一目標となる。
障害分野なら、いろんな名目・加算などで国保連から金を引っ張って来ることに必死となる。
(筆者も勤務先の就労継続支援Bで不正請求の書類作成を求められたが、パートの身であり、かつ首になっても経済的には問題ないので、キッパリと拒否した。首はまだつながっている。しかし、正規職員は普通に行っている。目に余るものとなれば、いろいろと考えざるを得ない)

 高齢者・介護分野なら、たとえばサービス付き高齢者住宅、あるいは有料老人ホームの入居者を囲い込んで、系列サービス事業者が保険限度目いっぱいのサービスを提供し、利用者には不必要なサービスを強引に押しつけて売上げを計上し、収益をあげる。指定居宅介護支援事業所の介護支援専門員(ケアマネジャー)と介護サービス事業者が結託してやりたい放題の事例もある。
 
 福祉というと聞こえは良いが、実態はどれだけ効率的に金を儲けるか、それが第一の目的になり、あまりに過激に利益を追及するところが、ときどき表沙汰になり、新聞やテレビをにぎわす。
 
 「福祉」というものにゲンナリする自分がいるし、
その一方で、たとえ最低限度の福祉であっても必要とする人もいる。
 
 福祉労働者も、自分なりの福祉の理念があって従事するというよりも、
ほかに仕事が見つからないから、単なる労働の一つとしか考えておらず、あまり優秀な人は集まらない、と思う。私がここ数年で見ている限りでは、
ソーシャルワークなどとは無縁で、単に「福祉」をメシのタネにしているような人ばかりだった。

 ほかにも書きたいことはあるが、今日はこの辺で。

※酔っぱらての乱文、ご容赦いただきたくお願い申し上げます。
※出雲蕎麦さんの投稿を読んで、コメントしたものである。
 つまり「ある日のコメント  E」となる。

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