9月の日記

九月二日(土)
新宿で買い物。珈琲店トップという新宿駅の地下にある喫茶店で読書をしようと思ったらとっくに閉店してた。最近こういうこと多い。

九月三日(日)
発熱。

九月四日(月)
熱が9度7分まで上がる。コロナ陽性。病院で解熱剤をもらう。
ずっとYouTubeでふっくらすずめクラブの動画を見ていた。

九月五日(火)
ピッコマに五千円課金。もうやめよう。

九月六日(水)
喉がハレハレ不愉快。
怠惰の美徳(梅崎春生著)読了。怠惰な人のエッセイというイメージで読み始めたけれど、もっと誠実で、人間の美しくはない本質や「すべての人の胸にも通う」ものの話をしていると感じた。

九月十三日(水)
元気になった。幸い後遺症なども残らず良かった。
テート美術館展に行った。学割で安くなって嬉しい。
ハマスホイの絵をようやく見ることができて嬉しかった。タレルの展示があることを知らなかったのでそれも良かった。(タレルは瀬戸内海の直島の地中美術館や金沢の21世紀美術館にも常設作品があってお気に入りの作家の一人)
タレルの作品説明の「自分の作品には対象もイメージもない。観客が見るのは自分自身だ」というような言葉が面白かった。

九月十六日(土)
市の韓国語講座を受けた後、31歳人間とお出かけ。転職祝いに通勤用の靴を買ってもらった。

九月二十三日(土)
朝、冷凍させていたホットケーキに焼きバナナを乗せて食べる。31歳人間が国会図書館へ行くと言って出かけて行った。しばらく家でゆっくりしてから、私も国会図書館に行こうかしらんと思い立って出かけてみれば祝日で休館だった。31歳人間に連絡をとろうかととも思ったが、もうどっかのカフェにでも入って作業をしているだろうと思ったので私も適当に見つけたカフェで読書をしたりする。
夕方、31歳人間から夕ご飯どうするの連絡があり、永田町のカフェにいるからどっかで合流しよう、と連絡すると、どこのカフェ?と聞かれたのでどこそこのカフェ、と現在地の情報を送ると「さっきまでそこにいたんだけど笑」とのこと。お互い気付かず同じカフェにいた。全然気付かなかったのウケるね〜と言いながら合流して街をぶらぶら歩く。涼しくなって散歩日和だ。そのまま神楽坂まで来たのででかいアコメヤで伊良コーラを飲み、近くの良い本屋さんを覗き、蕎麦屋で蕎麦を食べて帰った。

九月二十九日(金)
現職の最終出勤日。色々と本当に良くしてもらって、終わり良ければすべて良し、ということで綺麗に退職できたんじゃないかと思う。人間関係で苦労したり病んだりせずに済んだこと、めちゃくちゃ感謝してるし、この会社で働いてなかったら今度入社する会社にも転職できてなかっただろうから、ここで働いていたことに対する後悔はないなと思った。お世辞でも別れを惜しんでもらえて、温かい言葉をかけてもらったことを大切に胸にしまっておこうと思った。お菓子や入浴剤をいただいて、新しい仕事で疲れたり辛いことがあったときに食べたり使ったりしようと思った。

九月三十日(土) 
友達と遊ぶ。行き先は決めずに東京駅に集合して、どこか行ったことのない駅で降りようという最高の企画。駅の中の、食道車両をイメージした? 食道車両を再現した? レストランでおいしいハンバーグを食べ、構内を少しぐるぐるしてから行ったことのない駅こと泉岳寺を目指す。全然知らなかったんだけど泉岳寺って忠臣蔵の赤穂浪士ゆかりの地なんですね。泉岳寺の歴史みたいな説明を読んだり、地染の梅や首洗い井戸などを見たりして、忠臣蔵を知っていたらもっと楽しいんだろうな〜!!と思った。世界のあらゆるものを楽しむためには教養が必要……家に帰ったら忠臣蔵について調べようと思ってまだ調べてない……これが人生。
その後はいつの間にかできていたことで有名な高輪ゲートウェイ駅まで歩き、山手線の中であまり行ったことがない駅で降りよう、ということで巣鴨駅に行った。
巣鴨いいな〜!かなり住みたくなった。商店街があって、昔ながらっぽいおせんべい屋さんや定食屋さんがあって、暮らしやすそうだなと思った。ゆるキャラ「すがもん」が至る所にいてかわいい。うろうろ歩いて、定食屋さんでアジフライを食べた。本当に美味しかった。マジで巣鴨に住もうかな……。
その後どこをどう歩いたのかあんまり覚えてないけど白山のあたりを通ってTokyo Dome Cityにたどり着き、観覧車に乗って、最近ハマっている、いつか必ず流行ると私が勝手に思っているアーティストの曲を友達に聴かせるなどした。

楽しいお休みだった。新しい仕事は不安だけど、こういう日のために頑張って働いていくぞい!と思った。なんとかなるなる。

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