5月の日記(ゴールデンウィーク、人生の舵取り、映画)


5月はずっと転職しようか迷っていた。多分転職すると思う。まあなるようになるし、なるようにしかならないよね、と思うしかない。「仕事を辞める」ということが選択なら、「仕事を続ける」ということも一つの能動的な選択であり、もうそれを選ぶ十分な理由がないと感じている。助かりたーい。大学の授業もぼちぼち進めてるけど履修登録しすぎた。いくつかは落とすしかないかな。

五月三日(水)
ゴールデンウィークの始まり。朝はゆっくりして、昼過ぎに配偶者とサイゼに行ってラコンブリッコラ(デザートワイン、美味しい)を飲んだ。ゴールデンウィーク中にしたいことの話をして、前行った阿佐ヶ谷のイラン料理の店に行きたいと私が言ったら配偶者が(今更だけど毎回肩書きで呼ぶのもなんなのでこれからは31歳人間と呼ぶことにする)「今日行く?」と言ったのでそのまま阿佐ヶ谷に出かけた。ジェラート屋さんでジェラートを食べ、古本屋を物色し、アーケードを歩き、イラン料理を食べた。そのあと高田馬場に移動して意味もなく早稲田まで歩いた。早稲田松竹でイニシェリン島の精霊がやっているのを発見してので明日また来ることにする。行き当たりばったりで色々やる休日って大好き。人生がずっとこうならいいのに。

五月四日(木)
早稲田松竹でイニシェリン島の精霊を観た。こんな胸糞の映画なんだ!? 画面作りの美しさと対比するかのような人間関係のままならなさやおぞましさで前半ずっと息苦しかった。妹の存在だけが救いだった。
生まれてきたからには何かで名を残したい、そのまま死にたくない、という気持ち自体はわからんでもないんだけど全然コルムに感情移入はできないし、かといってパードリックもそんな言うほどナイスネスじゃないやろと思って、なんか不思議な味の映画だった。
同時上映のエンパイア・オブ・ライトも見た。どっちかといえばこっちのが好きかも。わからん。ヒラリーが舞台挨拶に乱入するシーンは共感性羞恥でうわあとなった。ただ、中年の、精神的に不安定なところがあって、心を許す人もいなくて、という女性が主人公なのがいいと思った。彼女の人生が劇的に好転するわけではないけれど、良くも悪くもこのどうしようもない自分というものを抱えて生きていくしかないんだよなーと思った。
一日に二本映画を見るとすごく充実した感じがあっていい。大学生になったので久しぶりに学割も使えてよかった。

五月五日(金)
前の職場の方とご飯を食べ、RRRを見に行った。年齢もバラバラだけど友人のように仲良くしていただいて本当にありがたい。ご飯も美味しかったし映画も楽しかった。職場の人と映画に行ったの初めてだったんだけど、なんか友人たちと見る時以上に(私は面白いけどこれ他の人も楽しんでるかな?)と心配してしまった。三時間あるし。楽しんでもらえてよかった。

五月十五日(月)
せっせと集めていたヤマザキ春のパン祭りの皿の交換期限が昨日だったことに気づいた。ダメもとで近所のスーパーに行ってみたら交換してもらえたから言ってみるもんだなと思った。

五月二十一日(日)
『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著)を読んでからずっとスマホ辞めてーーーーーと思ってる。多分これからも思い続けるんだろう。今まで恐ろしすぎて現実(スクリーンタイム)を見ないようにしてたんだけど、普通に6時間とかスマホ触っててビビる。人生の大半じゃん。
勉強も娯楽も調べ物もスマホに集約されているのが良くないと思う。ちょっと調べ物のつもりでスマホを手に取り、そのままyoutube見ちゃうし。スマホの電源を完全に切る時間を作りたいんだけど、音楽とか聞きたい時もスマホだし。どうしたらいいんだ。ちょっとずつ意識して減らしていきたい。

五月二十六日(金)
仕事が終わったあとオンラインのドイツ語の授業。終わってからランニング。(最近始めた。死ぬほど体育の持久走が嫌いだった自分がまさか自主的に走るとは、人生まじで何があるか分からんな)帰ってからトイストーリーを見た。金曜の夜が一番元気だな。トイストーリー初めて観たけど面白かった。隣の家の子怖すぎ。

五月二十七日(土)
散髪。適当に予約した美容室がぜんっぜん雑談がなくて、iPadいじれて20分くらいで終わって安くてめちゃ良かった。同じ時間に別の理容室で散髪していた31歳人間と合流して新宿に行く。新宿御苑を散歩。外国人観光客に写真を頼まれる。あーもっとスムーズに対応したかった……英語って全然出てこない……次の機会に頑張ろうね。お気に入りのパスタやさんでパスタを食べ、自分へのお土産にバターバトラー(お菓子、美味しい)を買って帰った。

読んだ本
『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著)
『三十の逆襲』(ソン・ウォンピョン著)
『私が30代になった』(イ・ラン著)

三十歳になったので目についたタイトルの本を読んでみた。「三十の逆襲」は期待値が高すぎてそれを上回ってこなかった感はある。面白かったは面白かったんだけど……という感じ。同じ作者の「アーモンド」もよくタイトルを聞くので読んでみたいな。
「私が30代になった」は歌手やエッセイストとしても活躍されているイ・ランさんのコミックエッセイ。この人絵も描けるのか。ゆるく読めて良かった。
ちなみにイ・ランさんの好きな歌。

折坂悠太さんとコラボしてるやつも好き


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?