Apple II ▷ ジャンクボックス
▷ ジャンクボックの中身
これまでになんどかジャンクボックスという言葉を用いました.高校・大学の頃から保存してきた電子部品,機械類,おもちゃのパーツなどが主な内容です.これらは家電や屋内設備の補修・修理に役立ってくれています.いたずらに貯め込むと収拾がつかなくなるので,1年に1,2回棚卸し処分するようにしていますが,「あれを取っておけばよかった」と思ったことはないので,実際にはもっと処分できるのかもしれません.
工作記事が一段落ということで,今回は ジャンクボックスの中にあるApple IIに関係する部品をいくつか取り出して紹介します.
写真1は左から順に,8255(PPI:Programmable Peripheral Interface),6551(ACIA:Asynchronous Communications Interface Adapter ),
6502です.8255はIntel社が開発・販売したもので8080系CPUのインタフェースとして用いられたものです.パラレル入力/出力ラインがPA0-7, PB0-7, PC0-7と合計24本もあります.PC0-7は上位4ビット,下位4ビットと区別できることから実質4ポート備えていることになります.このICは学部生のころ物理実験計測に用いていました.
6551はMOS Technology社が6502の周辺チップとして開発・販売した非同期通信インターフェースです.秋葉原のとある店のショーケースの中に偶然見かけて購入したものです(こういう偶然はもはや失われてしまった).まだ1度も使ったことがありませんが,棚卸し処分の対象外です.
6502はご存知ですね.MOS Technology社 がオリジナルですが,写真は後発のSynertek社のものです.これは友人から譲り受けたものです.
写真2はDRAMのMB8116 です.Apple IIのメインボード上のメモリは4116ですが,この8116は等価品として使用することができます.高校生のころ製作したコンピュータに実装していたものを保存して現在にいたります.
このMB8116について在庫を抱えている国内のパーツ屋を探し当てているのですが,ぼくの場合これだけあるので購入する必要もなさそうです.
写真3はApple IIeのMMU(344-0010-B)です.これを入手した経緯は以前書きました.これもまた棚卸し処分の対象外です.
TTL ICは中高生のころからの電子工作や大学・大学院のころの実験計測回路で用いたものをストックしています(写真4〜6).
TTL ICは今でも探せばある程度入手はできますが,通販で買い求めると時間もコストもかかります.Apple II plus (Rev.4)をレストアした当時,これらが手元にありとても助かりました.今後もしメインボードになにかトラブルが生じたとしても間に合うと考えています.
▷ 工作記事は一段落
今回の記事でぼくのApple IIにかんする工作の紹介は一段落です.
現在進行中の工作はいずれあらためて紹介することにします.
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