リードは自作した方が良いのか?
最近私の周りにリードを自作する面子が増えてきた。先日したアンサンブルなんて私以外の3人が全員自作リードだった。
そんなこと滅多にないのだけど…
私以外が全員リード作成しているとなるともちろん会話の端々でリード作りに関する話題が持ち上がる。
「あの材は良かった」とか「削りを2mm変えた」とか。そして作ってみたら?と誘われる。
そこでリードは自作した方が良いのか?問題について考えた。
私も数年前に1,2度は作成したことがある。しかしそれ以降作っていない。なぜか?その理由は大きく3つある。
①道具がない
全くないわけではない。ナイフもマンドレルもカッターも針金も糸もある。しかしリーマーがない。
②作っても吹けるリードがあまりない
苦労した割に上手く行くものが少なすぎる。
③作るのに時間がかかる
作る時間を練習に当てた方が効率的。
上記3つの中で一番大きな理由が③作るのに時間がかかる だと思う。
社会人である以上練習時間を確保するのは大変。それならばリードを作成する時間で練習した方がよっぽど身になるのではないか?
実際この理由からリード作りを辞めた人は多い。ファゴット、オーボエ共にリードは購入する派の割合の方が多いと思う。
材を水に長時間つける作業に始まり、糸巻きなどリードを組む作業、削る作業。本数にもよるけど、組んで削ってで大体3時間くらい?乾かす時間もあるからもっと長いかもしれない。
なら作らないという選択肢一択ではないか?
そう思うかもしれない。それでも少し悩むのは、最近リードに悩んでいるから。昨年末に楽器を新調したことにより以前使っていたリードが合わなくなってしまった。
今までは軽いリードを使用していたのに今は軽いリードが合わない。よく鳴る楽器のためある程度の抵抗感がないと響かないのだ。
リードの悩みなんて一生つきまとう問題だし悩まない人なんていないのはよく分かってる。
それでも最近リードが上手くいってなさすぎて練習する気力が起きないのも事実。本当に、楽器のモチベーションとリードの良し悪しは関係が深い。
リード自作の人に「リードを作ると削りのこともよく分かるようになり、結果市販のものを買っても困らなくなった」という意見を聞いた。
なるほど。そういう側面もあるのか。
私は削りも下手くそだからたまに作るのは良いのかもしれない…。削るのが上手くできれば悩みも少しは改善されそう。
それなら作らなくても削りの練習すれば良いのかもしれないけど。
お盆休みになったら時間もありそうなので久しぶりに作ってみようかな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?