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はじめてせつなさを覚えた日

はじめてせつなさを覚えた日は今でも覚えています。

子供の頃から、自分の中で、「1番の子」を作ってしまう私、でも、その子には他の一番の子がいて、二人で他の世界に行ってしまう時、私はいつも置いてけぼりでした。

気のせいかな?と思いたいのですが、多分、私が「大好き」と思っている熱量を相手の子は持っていないのだと思います。

小学生の頃に女の子3人組で、小学校に登校していました。

3人組は不思議なもので、一人の子とはとても仲が良く大好きなのですが、もう一方の子とは、そうでもないことが多くてです。

ぎくしゃくした関係はあったものの、3人で良く遊んでいました。
本当は私は、大好きな子だけと遊びたい気持ちもありましたが、近所だったので、いつも3人でした。

その関係が崩れたのは、私の弟が小学校に入学して、弟も一緒に学校に登校するようになり、私が好きではなかった子に「メイちゃんの弟も一緒へ学校へ行くのは無理だから、明日からは私達二人でいくね」と、突然告げられました。

翌日からは、学校にも一緒に行かなくなりましたが、学校後も一緒に遊ぶことはなくなりました。

その時感じた、悲しい感情、ひとりだけ置いてけぼりにされてしまった寂しさ、辛さは、時に触れ、ずっと感じるようになるようになってしまいました。

その後、自分の本心ではないのですが、3人組という形になりそうな時、どこかに出かける時は、自分からその場からそっと離れようかなと考えるようになり、お出かけの誘いなども、本当は私も行きたいのですが、また3人で仲良くなり、私だけ一人ぼっちになるのが悲しいからと、起きてもしないことをかんがえてしまい断っていました。

今ごろ二人は仲良く遊んでいるだろうなと思っている時もありました。

その後、中学生、高校生、専門学校にあがっても、なぜか3人組ということが多くて、せつない思いを重ねることが多くて、こういう気持ちを抱くならば、最初から一人でいる方が気が楽かなと思うようになりました。

逆のケースもありました、独身時代に、男2名私1名の3人組もありました。もともと仲のよかった2人組男子に私がその一人の人と付き合うようになり入れてもらった形です。

3人で遊びに行くことも多かったのは、私の彼氏が車をもっていなくて、友達が車を出してくれることも多々あったり、休日の日にはなぜか3人で遊ぶことも多かったです。

ある日、その友達と二人きりとなり「私と私の彼が結婚したら、寂しくなるな」って私に言ってきたことがありました。

「そんなことないよ、いつまでも友達でしょ」とは言ったのですが、私がその彼とは別れたので、いつまでも友達でいるかは確認できなくなりましたが、多分友達だろうと思います。

一人の人にのめり込むタイプでしたが、いつまでも、そういうことばかりでは「片思い」は続いてしまうのかなと思い、心を改めたいなと思います。

冒頭にも書きましが、表にはあまり出しませんが、今でも、人間関係でそういう「せつない気持ち」は時々感じてしまいます。

はじめて切なさかを覚えた日から、何年何日経ちますが、感じなくなる日は訪れるのでしょうか。

山根あきらさん企画
青ブラ文学部
#はじめて切なさを覚えた日  

に参加させていただきます、宜しくお願いします。




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