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hiroyuki氏について ②嗚呼うまい棒

彼の存在を初めて知ったのは

ピーヒョロヒョロ、ガビーン、ガガガギャギャ-------
っていう音声の後インターネットに繋がる時代。

2ch創設者なのでインターネット界隈で有名人という認識。
当時自宅からインターネットへ接続することは辛うじて可能だった。

彼は学生時代アメリカにある程度まとまった期間滞在していたらしい。

自分もまた、米国長期旅行の際2chの世話になった。とにかく日本語に飢えていたので、日本語の情報を見られるだけで楽しくて楽しくて仕方なかった。

初心者はROM(Read Only Memberの頭文字) をしてある程度スレッドの流れを読み、理解してからでないと、書き込みなど怖くてできなかった時代。
アメリカで日本語での情報、日本語に飢えてたので、インターネットにつなぐだけで、日本の情報がわかるのは非常にありがたかった。スマホはまだ一般的ではない時代だったので。

何しろ書き込む人の知識量が圧倒的で、本当に恐ろしいくらいだった。
行間という行間から薫る何か。普段の生活では絶対に出会わない人の
話を酒場やサロンのようなところで、横で聞いているような感じだった。

曖昧な記憶だが、鯖名がうまい棒の名前。mentaiとかだった。
sarami、piza。異国の地でうまい棒の銘柄を見て口元を緩ませていた。 あえて解説するが、爽やかなゆるみではないのだ。

ひろゆき氏はよく「にやにや」していると自身を評す事がある。特に何か多くの人が笑顔を見せない場面での出現率が高い。

ローマ字のうまい棒名をみていた私もおそらく「にやにや」していた。
日本での思い出、うまい棒を入手してた、小学生時代の駄菓子屋の買い物のノスタルジーに浸るわけでもなく、ただただ、「にやついて」いた。

2chは「にやつき」ながら見るのが正統な閲覧方法ではないかと。
にやつくことは彼に対しての敬意、カーテシーみたいなものかと。




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