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240316 本人が楽しそうなのが一番良いという甘え、犬、月の輪

エンタメにおいて、作り手ないしは演者が楽しそうな方が楽しめてしまう自分がいる。もちろん、「削りに削ってつくりました」と出されても、かっけえ〜と思うし、そういうのも大好きだ。でも、なんだかんだ長く好きでいて、特に元気のないときに享受したくなるのは前者のコンテンツだなあと思う。
これはもう理由が分かっていて、これまでの20年弱で、無理が生じて解散したり、辞めてしまったり、亡くなってしまったりする作り手を見てきたからである。ようはビビっているし、無理をしてほしくないという感情が大きい。彼ら彼女らへの甘えである。

私が好きな、本人たちが楽しそう、という最たる例は、ペトロールズである。音源が出るペースはめっっっっっっちゃ遅い。でもツアーは毎年やる。適度な脱力感で、でもクオリティはずっと高くて、この人たちだったらおじいさんになっても続けてくれるのだろうという安心感がある。ずっと新しいことをかましてくるし、ミニマルな音楽性を崩さない彼らが大好きだ。
楽しむためにはある程度の技術が必要というのはなんでもそうで、それを体現しているバンドだとも思う。ほんとに、音楽性はいくらでも変わっていいから、スタンスはずっとそのままでいてほしい。
ここ何年かジワジワとハマっている真空ジェシカ、特に川北さんもそういうタイプの人だと思う。自分が楽しくふざけられることを大事にしているし、そのために努力を惜しまないタイプだ。長岡亮介と川北茂澄は並列の存在だと思う。変な話。

それで商業的に成功できる人は天才なのだろうか、わたしは天才が好きなのだろうか、でもいまや消費者の趣味嗜好なんてめちゃくちゃ多様化しているし、それぞれが好き勝手やってもある程度のレスポンスは得られるのではないだろうか。
ただの会社員のわたしはそのフィールドに出る勇気はない。でもずっとそういう生き方に憧れている。

会社員と言ったが、いままさに転職の狭間で、擬似ニート生活をしている。ひとりぼっちじゃ焦りや孤独感がわくのだろうが、愛犬がいるせいでそれが一切なくてよくない。毎日一緒にいられて幸せでしかない。
わたしがいつもより起きるのが遅いと、「きょうはおきなくていいのか でかけないならあさめしをよこせ」とベッドをめちゃくちゃどついてくる。明るいうちにお散歩にいけて、人もたくさんいて犬もご機嫌である。もう春めいてる、愛おしい日々!愛。

先週ハイキューの映画を観に行ってから、アニメを1話から観直している。好きなキャラクターは木兎さんと天童さんだが、一番好きなシーンは、白鳥沢戦の月島がバレーにハマる瞬間だ。初見のときもそうだったが、また巻き戻して3回くらい観てしまった。あまりにも良すぎる。

犬とハイキューで貴重な社会人の春休みを使っている!有意義ではあるが
気合い入れて過ごしてこう

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