精霊の音が響くおうち森
最近、むかしの記憶が突然蘇ることが増えた。
数日前にもみつばちが飛んできて
一瞬で記憶の引き出しが開きました。
子どもの頃、
みつばちがわたしの手の平にいるのを見た母が
「ハチ!危ない!」と叫びました。
わたし言いました。
「みつばちはただ遊んでるだけだから
怖がることはないの」
わたしの手が少しの間
ダンスフロアーになって
楽しいじゃない
ちょっと大きな蜂が来て
刺されたこともあったけど
痛かったのか
痒かったのか
今はもう覚えていない
鈴虫とか羽根が擦って音が出る蟲たちや
食卓に上がった稲子
オニヤンマもオオクワガタも
亀蟲も玉蟲も
テントウムシもデンデンムシも
いつも近くにいて
雀と遊ぶのが毎朝の日課だった
雨が上がった後は
蚯蚓(←ミミズ 漢字は面白い)がいっぱい出て
空が赤くなるくらい
赤トンボが飛んでいた
みんなどこに行ったんだろう
わたしもどこに行っていたんだろう(笑)
蟲たちが友達だったこと
子どもたちが思い出させてくれた
(ありがとう)
木々や草花が
太陽や雨風にあたってのびのび生きてて
蟲たちや鳥たちが集まって離れて
いつもその子たちの音がある
そんな場所に
石や木や土や竹でおうちを何個か作らせてもらって
そこに住まわせてもらうの
半地下のホビットハウスや
土囊袋で作るアースバッグハウスや
高床式倉庫や
移動式のゲル
雨の音を感じて
鳥の声を聴いて
蟲の羽音に耳を潜めて
女たちが笑ってて(←わたしもかっ 笑)
子どもたちの笑い声がコダマする
男たちは宴の準備
歌い踊る
だから「家を探しています」とはちょっと違うかな
みんなで住まう場所 兼 メギーの工房 兼 ...いろいろ
ここには名前があります。
『#精霊の音が響くおうち森』
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