第37週　世界で活躍する女性　小林いずみ

はじめに

今週の世界で活躍する女性は実業家の小林いずみさんです。

小林 いずみ（こばやし いずみ、1959年1月18日 - ）は、日本の実業家。みずほフィナンシャルグループ取締役会議長（社外）、ANAホールディングス取締役（社外）、サントリーホールディングス取締役（社外）、三井物産取締役（社外）、オムロン取締役（社外）、文部科学省中央教育審議会委員、金融庁金融審議会委員、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会顧問。

メリルリンチ日本証券代表取締役社長、多数国間投資保証機関長官（第5代）、経済同友会副代表幹事、大阪証券取引所取締役（社外）などを歴任した。

お生まれ

小林 いずみ（こばやし いずみ）さんは1959年1月18日 東京都練馬区にお生まれになりました。

大学卒業まで

小林 いずみさんは練馬区立の小中学校を卒業され、恵泉女学園高等学校へ進み卒業されます。その後成蹊大学文学部文化学科卒業されます。

大学時代は、外洋帆船部に所属されていたそうです。

社会人へ

成蹊大学卒業後は、三菱化成工業（現三菱化学株式会社）に勤務されます。当時はまだまだ女子学生が働ける場所が少なく一般職で入られたそうです。

1985年、メリルリンチ・フューチャーズ・ジャパンに入社されます。これはいわゆるとらばーゆ転職だったそうです。

1998年5月からメリルリンチ証券会社業務部長、2000年同社業務統括本部長になられます。当時はこのように様々な時に研修を受けられていたそうです。

メリルリンチ日本証券にて、法人顧客グループ業務統括本部の本部長（CAO) として、ニューヨーク本社及び守屋寿会長と共に、社長候補を探していたが、適任者が見つからず、2001年、自らがメリルリンチ日本証券の代表取締役社長に就任されます。これは見つからないと本社に報告した時に、じゃああなたがやればいいんじゃないですかと言われたそうです。

こうして非常に大変な任務をすることを覚悟で社長になられます。

そして社長としては今までに社内研修で学んだことが社長になる下地になったと語られているそうです。

こうして小林いずみさんは在任中にリストラクチャリングに取り組んで、従業員2700名のうち1500名を退社させました。このため、金融業界では「人斬りいずみ」と呼ばれたそうです。

メリルリンチ後のご活躍

こうして小林いずみさんは経済同友会で2007年から2009年まで副代表幹事として教育問題委員会委員長を務めた。また2002年から2008年まで株式会社大阪証券取引所取締役兼務されます。

2008年11月24日、多数国間投資保証機関の長官に就任され、2013年6月に任期満了まで務められます。

この時メリルリンチ時代は20か国の国の人々を統率していたのが、一気に１６０以上の国になり、聞いたことのない国の人と働かれるようになられたと述べておられます。そしてメリルリンチ社長時代と同じく自分がリーダーシップを率先して取るのでなく、そのエキスパートたちにまかせ、最後自分が取りまとめるという下から支えるリーダーシップで長官の任務をなさったそうです。

この経験の後2013年7月からANAホールディングス株式会社取締役、

同年11月1日からサントリーホールディングス取締役。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会顧問等も務め、2014年三井物産取締役、2015年経済同友会副代表幹事そして同年キユーピー経営アドバイザリーボード社外委員として活躍されます。

更に2016年～2019年日本放送協会経営委員、2017年みずほフィナンシャルグループ取締役、2018年東京都東京と日本の成長を考える検討会委員、2019年文部科学省中央教育審議会委員、金融庁金融審議会委員、2020年みずほフィナンシャルグループ取締役会議長、オムロン取締役、2021年みずほフィナンシャルグループシステム障害対応検証委員会委員を務めておられます。

現在はみずほフィナンシャルグループ取締役会議長（社外）、ANAホールディングス取締役（社外）、サントリーホールディングス取締役（社外）、三井物産取締役（社外）、オムロン取締役（社外）、文部科学省中央教育審議会委員、金融庁金融審議会委員、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会顧問として活躍されています。

小林いずみさんの賞歴は以下の通りです

2004年 - ヴーヴ・クリコ社『ビジネス・ウーマン・オブ・ザ・イヤー』賞
2005年 - ウォールストリート・ジャーナル『Top 50 Women to Watch in 2005』

今日の記事は以下の本で学んだことも参照しました。

リーダーシップの哲学

めぐめぐがすごいと思う小林いずみさんのこと

１当時ほとんど女性がいない時代から社会人になられ、外資系に転職されそこでめきめき力をつけられたこと

２独自の下から支えるリーダーシップで多くの会社と国際機関を支えてこられたこと

３そして現在も様々な要職に就かれその素晴らしいリーダーシップを発揮されていること