スマホ・テレビなどメディア依存をどう考える? 【定期イベントレポート】子育てつながる会
今回は、毎月めぐみ助産院で開催されている「子育て✳︎つながる会」のご様子と、そこからスタッフ小松が考えたことを書きます。
「子育て✳︎つながる会」について
この会は、2年半前から「出産したママが繋がれる場があるといいよね」と、当院で出産してくださったふたりのママが始めたもの。
お子さんを産むたびにより綺麗にパワフルになるひろかさんと、ママの視点と医療者の視点のバランスがとってもありがたい小児科医のラモナ先生。
そのお2人が「繋がると楽しいし、楽なんだよ。」と会での交流を通して伝えてくださっています。
10:00〜12:00のなかみは
自己紹介をしつつ、最近あった嬉しいことにたっぷり前半1時間。
後半1時間は情報交換、困ったこと、ほか掘り下げたいこと
という構成になっています。
グランドルールとして
🌸なんでも思ったこと自由に話していい。
🌸聴く人は「いい、わるい」をジャッジしないでそのまま受けとる。
🌸人が喋っているときはいったん最後まで聴く。
を最初に共有してはじまります。
「いい妻、いい母、いい女性でいたいけど汚い感情が出てくることもある。
ここは安心安全な場でおしゃべりしましょ。」とラモナ先生。
そんなわけで、個人的な内容は会のなかだけのオフレコになります。
ただ、今回は共通してみんなの困りごととして上がった「スマホ・テレビとの付き合いかた」について、なるほど!となったお話をシェアしたいと思います。
ご家庭でのルールづくりのご参考になれば幸いです。
スマホ・テレビなどメディア依存をどう考える?
こどもにスマホでゲームをさせたり、動画をみさせていると、それに集中してくれて手が離れてありがたい…
そんな場面ってわりとあると思うのです。
ただ、楽しい範囲を超えて、生活・家族関係や健康に影響が出てしまう場合もあります。
メディア依存についての基本的なスタンス
目的があり、この時間にこれをやる、は問題ない。
暇つぶし、現実が楽しくないからやる、だと依存になりがち。
また、メディア(スマホ)依存になる子どもの背景としては、
家庭内にルールがないこと
ママ(子どもがよく見てる大人)がメディアに触れている時間が長い。
よくある疑問として
「小さい頃に制限しすぎると、大きくなって触れられるようになったときに耐性がなくなるのではないか?」という声がある。
例えば、ずっと添加物やスナック菓子をあげていないと、留学や1人ぐらしで自由になった瞬間に歯止めが効かなくなるのでは、ということですね。
これについては、小さい頃の脳と、大きくなってからの脳の発達を考慮しておく、ことがポイントとなるようです。
幼い頃の脳は、衝動を制御する前頭葉が未発達。つまり依存性の高いものに対して、とても無防備な状態、ということ。
そのため、「慣れのために与えておこう」はおすすめできない、とのことでした。
小さいころに慣れさせておく方がよいのは、
むしろ虫や動物、泥などの自然なのではないか…というのは小松の個人的な考えです。
では、大人はどうしたらいいのだろう?
メディア依存はこどもだけの問題ではなく、私も一日にスマホを長時間つかいますし
院長もごはん中にテレビをみたりします。
(院長の最近のお気に入りは、名探偵コナンとキテレツ大百科、笑点です。笑)
うーむ、この環境では、とてもこどもにとやかく言えないですね笑
🌸スマホの使用を必要最低限にする
🌸日々の暮らしをマインドフルにする
(ながら〇〇ではなく、目の前のひとつひとつのことに集中して、味わう)
🌸スマホやテレビ以外の楽しみを見つけておく。
を意識して、夏休みに来る甥っ子姪っ子受け入れ体制を整えたいと思いました!
(一緒にパンを作ったり、鉱物が大好きな甥っ子と一緒に琥珀糖作りに挑戦する予定)
子育て✳︎つながる会は8月はお休みなので、
次回は9/20になります。
また8月は3回ほど国産小麦でのパン教室も開催されますので、参加(もちろん子連れOKです!)されたい方、気になる方はこちらから。
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