Law of Attraction～日常の中の小さな奇跡を見逃さない～

朝っぱらから愚痴をこぼしてイライラしていたわたしに、何かの力が、ちょっとだけ働いたのでしょうか。

「神様」というような言い方を連呼すると、そのつもりはなくても宗教色が濃くなってしまって読みづらくなるので、敢えて「何かの力」という表現をするのですが、
そんな何かの力が落ち着かない私に、
「まぁそうｶﾘｶﾘしなさんな」と諭すかのように、
１つの素敵な出逢いを届けてくれました。

Law of attraction
これぞ引き寄せの法則とでも言うのでしょうか。

人手不足を知っているかのように一気に押し寄せる土曜日の混雑のなか、仕事をするカウンター越しの席にたまたま座った、一組の年配御夫婦。

私ではない従業員の接客で注文を済ませるなり、
ジブリの鈴木敏夫さん似の旦那様が、カウンターに飾りで置いてあったトップ画像の石の蛙を手に取り、奥さまとなにやら話をしている。

直感で、「そっちの人だ！！」
と感じた私の予想は、見事に当たっていました。

さりげなく関係ないことを話しかけた私に、
「これは誰がお描きになっているの？」。

キターーーーーーー！

男性はやはり美術関係、ご自身もお描きになる県と市の美術協会の方で、どうも教員をなさっている！
入店時にレジ前にあるｽｽﾞﾒﾊﾞﾁもチェックしてくれていたらしく、
「ボクもこういういたずら心、すごく好きなんだよ」と。
「今はHPなんかは無いんだよ(笑)」といって見せてくださった、巨神兵とゲゲゲの鬼太郎のイラストは、大分見覚えのあるタッチのものでした。(もっと見せてもらえばよかった！)
忙しくじっくりお話を伺うことは出来なかったのですが、美術協会の名前での名刺をGET！

いつもはそのポジションで仕事をしないわたしが
たまたまそこで仕事をし、その御夫婦がカウンター席にならなければ、そんな話にまでなることはなかった、小さな奇跡の、引き寄せの法則でした。

それにしても、アーティスト(芸術)関係のお仕事をする方というのは、本当に独特なオーラを持っています。
今の仕事をするようになり、「同業者さん」の雰囲気はよくわかるようになりましたが、
芸術関係のお仕事の方も例外でなく、
伊藤博敏さんといい、特に男性は、一般的に多数居る企業戦士とは全く異彩な、なんとも言えない強いオーラを持っています。
いつかわたしも、全身の毛孔からそれを発することのできる人になりたいと思わせる、
憧れのオーラ。

率直に今日もそれをお伝えすると、
「そうか、やっぱ、分かっちゃったかぁ」と、奥さまと苦笑いされる温厚な笑顔が素敵でした。

お会計時に
「すみません、厚かましくお名刺を頂戴しまして」と言うと、
「いえいえ(笑)」
笑顔でお帰りになりました。

くたくたに疲れて腐りそうに成っていたはずの週末の夜。
その出来事は麻薬のように、全身の細胞を沸き上がらせ活性化してくれました。

「いえいえ」
はい、ではこれから、どのように仲良くさせていただこうかしら。
図々しく、コンタクトを取らせていただきますよ、わたし、本気ですから。

日々の何気ない出会いも、感じ方次第でそれは、奇跡の引き寄せの法則と言えるのかも知れないのです。