殺人ベストセラー(2010)
新・警視庁捜査一課9係 シーズン2
第3話「殺人ベストセラー」
ドラマの登場人物、9係のレギュラーメンバーは井ノ原快彦、渡瀬恒彦。津田寛治、羽田美智子、田口浩正、吹越満、他
今回龍ちゃんは犯人?役。売れっ子作家の香田龍太郎。
ある女流作家(恩田)が編集社の書庫で首を吊られた状態で発見。調べたところ、他殺と断定。
容疑者は3人
・香田龍太郎。自分の小説が盗作ということを恩田に知られ、口封じのために殺したのでは?
・香田と同じく人気絶頂の新人女流作家(南条あかり)。過去に実の兄が恩田の作品を読んで自殺をしてしまったことを逆恨んでいる。
・南条あかりの担当編集者(高森)。南条を良い作家になるよう育てている。香田の元編集者でもある。
↓ネタバレ
「犯人は編集者の女性、高森。」
香田は(河合龍之介)は女流作家、恩田を殺そうと、呼び出し300万円もするダイヤモンドのピンバッチを賄賂に盗作を黙っていてほしいと頼む。が、聞き入れてはもらえず、香田の殺意を煽って、結果あらかじめ用意していたロープで首を吊られて恩田は死んでしまう。香田はその場を慌てて逃げ去り、何事もなかったように振る舞うが、ピンバッチの持ち主ということ、アリバイ工作や盗作していたことも、あっさり調べられて取り調べられる。だが香田は盗作ではなく、作品を使ってくれと言われた言う。
殺された恩田は自分の作品で自殺者が出た事で遺族から抗議文が寄せられ、本を絶版にするという事を条件に表沙汰にならずに済む。
その後も新作は書くが問題を起こした作家の作品を出せるわけがないと編集社は、恩田に新人賞の選考委員の席を与えて大人しくさせる。
殺された恩田は酷い性格で、読者の自殺を煽った他にも、自分にとって邪魔な売れっ子の作家を潰してきた。弱みを握ぎられ潰されてきた多くの才能。
兄を自殺に追いやられた南条も潰されかけたが、自分の作品が世間に認められ、ちゃんと売れたので、恩田には恨みは無い、殺される価値も無いと言い切り、次回作に意欲を燃やす。
香田が盗作した作品を書いたのは担当編集者の高森だった。自分も殺された女流作家に潰された作家のひとり。香田の作品を編集で手直しをして世に出したり、自分の過去の作品を香田に書かせていた事を女流作家に気づかれる。
香田は口封じのために女流作家を殺害したが、実は吊るしたロープの結びが甘く失敗していた。その現場を陰から見ていた高森は自分を潰し、手をかけた香田を脅し、育てようとしている南条や、会社自体を潰そうとしている恩田に殺意が芽生え、まだ息のある恩田を再び吊るし上げ、殺害した。
香田の犯行は失敗していた。殺害の実行犯は高森だった。
とりあえず、犯行に及んだことは間違いないので、罪は罪、犯人ということに違いが無いというわけです。まあ、このころの龍ちゃんではまだ真犯人役はね(^_-)
恩田先生風に言うと
「若くて顔がいいから人気が出た作家」
かな?(笑
納得w
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