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名残の花

去る10月23日、日曜日
札幌にて
モルエラニの霧の中の第一部試写会に行って、観てきたんだけど、

河合龍之介が主演の
【春の章】名残の花
のストーリーを書きます。
あたしが観てのストーリーなので、
ネタバレだけど、不完全です。
なので、閲覧注意です。
よろしくお願い申し上げます。

━━━━━━ここからはネタバレ

【春の章 】名残の花 写真館の話し

室蘭でひとり老舗の「写真館」を営む小林幹生(大杉漣)が胸を患い倒れる。
連絡を受け室蘭に来た息子、川上心太(河合龍之介)は幹夫が別れた妻の元で育った。
20年ぶりに再会した父親は意識不明のまま病院のベッドいる。生まれ故郷の街、室蘭の記憶もほとんど無い。が、車でこの街に入った時その微かな記憶の中に誰かが歌う歌が頭をよぎる。

「あのうたは誰がうたっていたのだろう?」

とりあえず父親の店の2階のソファで寝泊まりをする事にした心太。次の日起きると、同じ建物内でキャンドルショップを営む映子(大塚寧々)に会う。映子は幹生とは友人関係だ。何処が影のある女性だ。聞くと幹夫から写真の撮り方を教わっているという。
心太が寝泊まりする部屋の古い戸棚から何枚もの古い写真の束がなだれ落ちて来た。包んでいた紙には「未受取」という文字。お茶を運んできた映子がそれを見て、心太に受け取り人を、探してみては?と提案。特にする事もない心太は写真だけを手掛かりに受け取り人を探すことにした。
科学館の職員たちが懐かしいそうに笑う。が、多くの写真の受け取り人はもう居なくなっていた。科学館の機関車をずっと整備している吉井さん(坂本長利)に機関車が科学館に納車された日の写真を見てもらう。吉井さんは微かに震え、写真を貰っても良いのかと言う。吉井さんは感動していた。

街なかにある小さな山の上から海を見ている心太と映子。幹夫が倒れたとき、心太を呼び寄せたのは自分だと言った。そして、写真館やキャンドルのお店があるあの古い建物からは立ち退かなければならないことを話す。せっかく持てたあの店を閉めてそこから離れなくてはならいと言う。心太が何処に行くのか聞くと映子は行くところはある、子供が先に行っていると言う。そこは何処なんだろう。心太はそれ以上その事に触れてはいけないような気がした。

心太は部屋の机で幹夫が撮ったいくつもある「蕗子」さんの台紙入りの写真を見ていた。どれも日付は5月だが、日にちはその年によって違う。記念日では無いようだが記念写真のようにスタジオで撮影されている。でもその写真には「蕗子さん」らしき人物はは写っておらず、ただ椅子の写真だけ。いったい何の意味がある写真だろう。そして、おりしも今は5月だ。

ある朝、ドアから風が吹き込んで来て目覚た心太。一階のお店の前には和服の老人の女性(香川京子)が立っている。歳をとってはいるけれど、品のある美しい女性だ。幹夫がその女性のところまで写真を撮りに来てくれるという約束だったらしい。心太は父親が倒れたことを話すと、困っている様子。そこへ映子が現れて自分が撮るようにと言われているのでお伺いしますと伝えた。女性は「蕗子さん」だった。そして、カメラの準備をし、2人は蕗子さんの元へ。
着いたのは一本の桜の木。蕗子さんが居る。映子は写真を撮る。心太はあのうたを聴く。子供の頃の記憶が蘇っていく。「あのうた」を歌っていたのは、蕗子さん、この桜だった。幹夫が蕗子さんを撮りに来たときに、自分もこの場所にいたのだ。美しく咲き誇る蕗子さん。ふたりは蕗子さんを笑顔で見上げる。
そして、病院の幹夫の意識がもどる。
蕗子さんは。。。

(↑写真撮影→河合龍之介)
完成が楽しみだなあ。

#河合龍之介

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