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喧騒

土日、お昼さがりの街はいつも騒がしく私の心をかき乱していく。
街を歩けば人、人、人。

この人たちは一体何を考えながら街を歩いているのだろう。
今日のお昼を考えているのか、それともこの後の予定を考えているのだろうか。

私は、周りの人に圧倒されてその人達に何度もぶつかってしまう。


「ぁっ……すみませんっ……」


慌てて声を出して謝るものの、その人達は私なんか見向きもせず歩いてゆく。

その度、自分の肩がちょっと小さくなるような気持ちになる。
自分の声なんてちっぽけで、誰にも届かないし、届きもしないんだ。
そう思うだけで、心の雨がぽつんぽつんと降り出してくる。

そのうち周りを歩いている人は、カメラのピントが合わないような形をしていく。

周りの喧騒すらも、ぼやけていって心の雨が強くなればなるほど、全ての音が煩わしく感じていく。

この人たちが存在しなかったら、この喧騒すらもなかったらどんなにいいだろう。

心の雨の音とともにポツリ私はこう呟いた。


「誰もいない部屋へ帰ろう」


きっとこの声すらも、街の中ではかき消されていくのだろう。
でも、それでも口に出したくなるんだ。
自分の心の雨に負けたくないから。



こんにちは、シマツナです。
これはなんというジャンルの文章なんだろう。

ただカフェに来て、頭の中に浮かんだ映像をとりとめもなくメモしてみただけなんですけどね。

中学生の時は、こんなことを毎日のように書いてたので、久しぶりに書いてみようかなって思ってnoteを開いてみました。

多分、私がみたことある景色なんだとは思います。
でも、この景色を思い浮かべるとちょっとだけ、息苦しい気持ちになります。

多分、私が人混みが苦手だからかもしれません。笑

では、また!

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