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毎月ラストの土曜日は、つばき木工房へ

昨年4月に新上五島町へ引っ越してきて10ヶ月目。若松で過ごす初めての冬は、強い北風がビュービュー吹いて本当に寒い。「本日は、海上時化のため〜」と町内放送で流れる、高速船やフェリーの欠航案内を聞く回数がいつもより多いです。

さて、本題。昨年の夏、子どもが学校からもらってきたプリントに入っていた「ラストサタデー木工教室」のチラシ。

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フムフムと目を通しながら、「楽しそうだし、これ夏休みの作品で出せるじゃん!」と、一石二鳥が好きな私は、すぐに夫と子どもたちに「行こう!」と提案したのでした。


ラストサタデー木工教室とは?

「ラストサタデー木工教室」とは、毎月最後の土曜日(ラストサタデー)に解放される「つばき木工房」で、木工体験ができるという取り組みです。

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指導してくれるのは、地域おこし協力隊として新上五島町役場農林課で活動されている田代幸弘さん。新魚目支所敷地内にある「つばき木工房」作業場で、加工する機械や道具を使わせてもらい、いろいろな木工作品を作ることができます。

つばきの木でコマ作り、本気の竹トンボ、お箸作り、おちょこetc... 大人も子どもも一緒に木工体験が楽しめますよ!


7月編:オリジナルコマ作り

夏休み。初参加のラストサタデーでは、オリジナルコマを作りました。

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加工しやすいよう、あらかじめ準備されていた材料(ツバキ)を機械にセットします。田代さんがとても親切にお手本を見せてくれます。

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機械のスイッチを入れ、回転する材料にノミを当ててガンガン削っていきます。手をしっかり固定していないと、ガガガっとノミが動いてしまうので、注意しながら作業しました。

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見本を参考に形を整え、表面をサンドペーパーでツルツルに磨いてから、中心軸をセット。あとは子どもたちにお任せして、好きな色で塗ってもらい完成しました!ツバキで作ったコマ、世界に1つだけの作品です!


12月編:おちょこ作り

じつは11月に、夫だけおちょこ作りに挑戦したのですが、底の部分が薄くなりすぎてしまい失敗。
12月はリベンジも兼ねて、再びおちょこ作りに参加しました。

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これは全部ツバキの木。中心に穴があいているものから1つ選びます。

ツバキの材質はとても堅くて丈夫なので、櫛、箸、湯のみ、盆、民芸品、茶托などに使われるそうです。

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おちょこ作り2回目の夫。前回の失敗を生かして、今回は大胆かつ慎重に削ります。

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内側と外側を削り、厚みを手で触って調整しながら、また削る。を繰り返していきます。だんだん、おちょこっぽい形になってきました。

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形が整ったら、ペーパーをかけてなめらかにします。

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底部分をのこぎりで切り離します。切り離した面はザラザラしているので、これもペーパーをかけてなめらかにします。

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完成しました!どうです、この曲線美(笑
夫が作ったおちょこ(画像左)には、最後に椿油を塗りました。
右側(私作)は、ツバキそのものの色です。

コマやおちょこを作るなんて、自分だけではできないことだけど、こうやって木工教室で教えてもらいながら作ることができ、とてもいい経験になりました!ガーッと削る作業が楽しかったです!

今年の抱負に「家族で毎月ラストサタデーに通って、木工の腕を磨く」を追加したので、そうなるように頑張ります!(笑


ラストサタデー木工教室のお問い合わせ

木工教室へ参加してみたい方、予約して行くとスムーズに体験できます。
下記へお問い合わせくださいね!


【新上五島町役場農林課】
TEL:0959-53-1166
Mail: lastsaturday2021@gmail.com

*2022年1月最後の土曜日は、1月29日です。