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健康診断で各地を回って感じた事③〜高齢化と過疎化による地方都市の変化〜

健康診断で各地を回るこの仕事を長らくしてきて感じた事シリーズの第三弾。
北海道の地方都市は高齢化が進み、若者はどんどんと都市部に拠点を移しており
過疎化が進んでいるという事が目に見えて実感している。

数年前に比べて若手の担い手はかなり少なくなり高齢者が増えていっているのは実際に目で見なくてもわかるよ、と言ったところであろうが
この高齢化と過疎化が進む中である変化も進んでいっているなと言う事を実感している。

まずは期間雇用の増加である。
過去の受診記録が載っている受診表をもってくるのだが、受診コースは
「雇い入れ健診」なのだ
つまり長くそこの企業で勤めているのだろうが年度毎に契約をしているのだろう。
と、言うことは事業所の都合によってそのうち年度で打ち切られるのだろう。
この様な雇われ方が増えてきた。
そして、この流れでわかる方もいると思うが
「外国人就労者」の増加である。
今はコロナ禍ということもあるがそれでもかなり増えてきている。コロナが収束してくれば今後、更に増えてくることは間違いない。
この流れは数年前からあることなのだが
その中身が変化してきている。
それは10年前まで中国と韓国が大半というかほぼ10割だったのだが近年は
フィリピン、ミャンマー、ベトナムなどの国々に完全にシフトしている。
こうした国々からすれば北海道の地方都市と言っても環境も住みやすさも比較して良く
人々も温厚で優しい。
そして賃金の待遇も悪くないはずだ。
こうした事から今後もどんどんとこの流れは加速することであろう。

日本の若者の多くは、地方都市で生活基盤を置く事を嫌い、都心部に定着したがる。
都心部は比較的に娯楽も飲食店も多く
キレイでオシャレな物が多く
憧れを持つのだろう。
そうして過疎化が待ったなしの状況なのだが
沢山の地方都市を長年回って色々な事を勉強していると、
逆にむしろ今の時代、都心で密になり満員ラッシュに揉まれて社会に圧迫されて神経をすり減らすより
今、地方の方が沢山のチャンスが転がっていたりする。
今、地方都市が非常に熱くて宝の山状態になっている。
というのも地方も過疎化と高齢化の問題にだいぶ前から取り組んでいて実は非常に住みやすかったりキレイな所であったりと地方定住にチカラを入れている。
その取り組みもあってか逆に道外から
豊かな自然環境に憧れ、
脱サラをして第2第3の人生をスタートさせている人も増えてきている。
富良野、美瑛、ニセコ、帯広近郊などが増えている様に思う。

担い手がいなくて後継者を探している地方の企業も多くビジネスチャンスはあちこち転がっているように思うので
これから色々と起こしていきたい当方には
宝の山の様に見える。
興味のある方は「北海道後継者人材バンク」
というワードで検索してみると
面白い出会いが起こるかもしれません

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