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健康診断で各地を回って感じた事〜専門学校編〜

当方は10数年健康診断で各地を回り、様々な業種、業界を見てきました。
健康診断の業界で4月と言えば1番の繁忙期であり専門学校の健診なんかも多くなってくる。長らく専門学校の健診に関わってきて10年前と今の流行や求められてくるニーズとこれからの未来が色々と見えたりして非常に面白いなと感じたのでnoteに残しておこうと思う。

まず、今回久しぶりに専門学校の健康診断に久しぶりに当たったわけだが
ひと昔前と比べて現在の流行を反映していて非常に面白かった。
その専門学校健診は1つの学園の系列で20種ほどの様々なジャンルの専門学校を集まってくるのであるが、今回久々にその健診に当たり
大分、様相が変わってきていた。
ひと昔前は、ファッション関係やビジュアルに関する外見のカッコ良さを重視するジャンルの科が非常に割合的にも多く
アニメ、声優、イラストレーター、ゲームデザイナー、音響音楽などはあまり多くはなく
言い方は悪いが、いわゆる隠キャと言った感じであまりその道に進む人は就職の受け皿は非常に小さく有名にならなければ食べていけず、かといって他の道に進んだ時に潰しが利かず今後どうしていくのだろうと見られてしまう社会の風潮が少なからずあった様に思う。
しかし、近年の社会情勢は目まぐるしく変化して今は激動変動の真っ只中にいるように変化してまるで真逆にひっくり返ってしまったのだ。
なんともまあ、この様な時代に変化してくるとはつい5年前には思いも寄らなかった。
今や、世の中は大きな会社に属さなくても個人の突き抜けて個性や能力で大きく稼げてしまう時代なのだ。
例えば、YouTubeが台頭してきた事により
YouTuberという職業が世に定着して大きく稼ぎを出す人も出てきている。その為、その職業に付帯して動画編集者や動画のクリエーターの分野を目指す子達がグッと増えていた。
YOASOBIを代表とする最近の音楽業界のムーブメントにのりサウンドメーカーという科も新設されていてこちらも需要が急速に伸びて志す者も増えていくと思われる。
そしてNetflix、amazonプライムなどを利用する人が非常に多くなりアニメ人気に拍車が掛かったことにより声優、アニメーターの生徒数も数年前と比べ物になるない人数であった。
ビジネスの形態ががダイレクトマーケティングに変わりつつありネットで買い物をする機会が非常に増えた。この事でWEBマーケティングやクリエーター部門も大きく増えていた。
こういったところからわかる様に5年程前とはまるで真逆に比率になっており、まったく逆転していたのだ。
数年前までは風変わりと言われてしまっていた人材が今や引く手数多なのだ。
これからの世の中、事務作業など殆どの仕事はAI技術がとって変わっていくであろう。
そうなれば人がやっていける事といえばよりクリエイティブな事が出来るか、になって来るのだろう。
そして、ひと昔前の考え方の様な
超絶有名なクリエーターにならなければ
超有名なYouTuberにならなければ、
超有名なイラストレーターにならなければ
超有名な声優やフォトグラファーにならなければ食っていけないなんて時代ではなくなったのだと思う。
必ずしもヒットを産み出さなくてもほんのちょっと産み出せる人であれば十分
隙間的に仕事を請け負って副業にしたりして下手したら逆に大きく稼げてしまったりするのだから常にアンテナを張って固定概念を持たずに柔軟に取り入れていかねば一気に取り残されてしまうなと想いながら
ひっきりなしに激流かの様に押し寄せてくる受診者をこなしていくのであった。

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