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ポイントカードについての一考察

これは
最近街中で目にしたり耳にしたりする頻度が高くなってきた
楽天ポイントカードと私の
対決の物語だ

以前
私と楽天さんとの間には
クレジットカードを作ろうとした時
個人情報の登録の際に
賃貸なのに住宅ローンがある、という
どう見ても怪しい記入をしてしまい
審査に落ちてしまう、という一件があった
それ以来
楽天さんとは疎遠になっている

それからというもの
「楽天ポイントカードはお持ちですか?」
の問いかけにも
何度となく首を横に振って
今までやり過ごしてきた
失ってきたポイントも数知れず

しかし
ついにこの楽天ポイントカード問題とも
向き合わざるを得ない時がやってきた

私の行きつけのSEIYUが
少し前に楽天ポイントカードの導入に踏み切ったのだ

ご存知の通り
私はこのSEIYUでしか買い物をしない#知らん
そしてこれも周知の事実だが
週に2回はこのSEIYUで買い物をする#知らんて

ということは、だ
最低週2ペースで
「楽天ポイントカードはお持ちですか?」
「持ってません」
のラリーを繰り返すことは確定、
と言うことになる

週2くらいでガタガタ言うな、と言われるかも知れない
しかし1年は約52週なので
最低でも年間104回は
「楽天ポイントカードはお持ちですか?」
「いや持ってません」
のリピートは確定、ということなのだ
その度首を横に振るので
筋を違える可能性すらある

実際、そのラリーは何度も繰り返され
僕はその度首を横に振り続けた

特筆すべきは
僕がヘビーローテーションで来店するので
レジのスタメンおばちゃん達とも
言葉こそ交わさないが
完全に顔見知りだと言うことだ

「(あ、この人は楽天ポイントカードを持ってない人やったな、けどマニュアルやから聞かなあかんよな、持ってないのわかってるけど)、楽天ポイントカードはお持ちですか?」
という前置きの心の声すら漏れてきそうな勢いでレジを打つ

何度目かのラリーの時に実際そんな空気になって
「いや持ってません」の私の返答のあとにお互いはにかむ、
という謎の時間が流れたこともあった

もう
「私は楽天ポイントカード持ってませんTシャツ」を自腹で作って着る、
対策はこの一択かと思い
いくらで作れるかオリジナルTシャツを作成できるサイトを覗いた夜もあった

Tシャツを作るくらいなら楽天ポイントカードを作ればいいじゃないか、
そう思われる方もいるかも知れない
しかしそこが難しいところで
かまいたちのポイントカードの漫才ではないが
もっと昔にカードを作ってポイントを貯めていた自分と
今カードを作った自分との獲得ポイント数は
一生縮まることはなく
カードを作らずにここまできた自分に顔向けできない、
という自分の変なプライドが邪魔して
作りたい気持ちはどこかにあるのだが
それに気づかないフリをしたりして
とにかく
なかなかカードを作ることに踏み切れないのだ
#支離滅裂意味不明


しかしある日
事件が起こる
コーナンで買い物をしレジに行くと
聞き慣れたあの言葉が耳に入ってきた

「楽天ポイントカードはお持ちですか?」


ここまでもか!
楽天ポイントカードの魔の手に!(こら!)
今日はTシャツを着ていないぞ!
そもそもまだ作っていない!

私は下唇をかみながら
テンプレートのいつもの返事をし
お会計をしてレジから立ち去ろうとした
その時
楽天カード入会のパンフレットが
ふと目に入ってきた

手の届く距離にあったので
さっと取って
帰り道に興味のないフリをしながら開いてみた
そして衝撃の事実を知る

こんなに簡単に入れるのか

以前入会でつまずいたのはクレジットカードであり
ただのポイントカードはすぐに作れそう
というかカードがパンフレットに付いてた
アプリで簡単な登録をするのみ
当たり前だが審査もなし

作った

SEIYUに行った

そして来ましたいつものラリー

「楽天ポイントカードはお持ちで…」
「持ってます」
食い気味に

レジのおばちゃん
「えっ
…持ってるの??」
と言った表情

誇らしげな表情でカードを提示する私

そして沸き上がる
カード入会おめでとう!!のコール
店員さん達の
スタンディングオベーション

※ラスト4行はフィクションです

楽天ポイント、貯めるぞー!!!

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