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ロマンシエ/原田マハ

君が叫んだこの場所こそが、ほんとの世界の真ん中なのだ。

冒頭の目次でこのフレーブを見たとき、もちろん理解していなくて、
読み進めると物語としての意味が分かってきて、
最終的には現実の展覧会と結びつく。
現実の世界と創り上げられたストーリーとの境目が絶妙に曖昧で、本当にステキよね~この世界観

コミカルな展開の中に、印象的な言葉にあふれていて、そのどれもが心に響く!

試しにちょっと何かを創ってみることは、誰にだってできる。
けれど、創り続けることがどんなに大変か。それでもクリエイターが創り続けるのは、自分にしか創ることができない何かをみつけたいからじゃないかな

ジェンダーもさらりと書くのがまた秀逸よね~

ごまかすことが、自分にとっては……生きていく上で、どうしても必要なことだったんです。