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季節が街を彩る速度

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歌詞カード

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収録曲

Tr.1 INTRO:Irreversible Names Thirst Reversible Origins.

Tr.2 続く季節はまるで海

きっと物語は、終わりを告げてしまう
じっとこの裸足を 浸した海は広く

きっと物語は、終わりを告げてしまう
ずっとこの体を 貫いた音が響く

染まり続ける 色彩の中で
とどまらない日々を とめどない意味を

怖いと思うよ 四季さえも流れ
とどまらない今も とめどない思いも果てて

語るべき世界を 失ったあとで
それでも季節は 暖かい海のようで
抱かれたその日々を綴る 言葉を諦めたくはないの

ふれられない移ろい 繰り返しという幻
語り続けた言葉は 何も残せないまま
見捨てられたあらすじ それでも続く季節の海
静かな波にのまれて、消えて

語るべき世界を 失ったあとで
それでも季節は 暖かい海のようで
抱かれたその日々を綴る 言葉を諦めたくはないの

きっと物語は 終わりを告げてしまう
ずっと続いていく 海の水面は……

Tr.3 手紙

古く黄ばんだ 君との記憶が
あり得ない未来を 思い出させるんだ
腐りくずれた 写真の破片を
つないでは また一つ何かを消して

たとえばさ あの春の日々が
ずっと続いていたら 僕の隣に君はいたのかな
あるいはさ あの夏の日々が永遠だったなら 
って思ってしまう 僕は愚かだな

ゆるくほつれた 僕らの言葉が
いつかのあの日をずらしてしまってさ
ゆらり揺らいだ君の笑顔はまるで
幽霊みたく 触れずに消えていって

もしかしたら あの秋の日々が違っていたなら
今日は今日ではなかったのかな
そしたらさ、あの冬のあの日に
消えた言葉は ちゃんと君に届いていたのかな

言葉を綴れば 綴るほどに
君の面影は こぼれ落ちていって
見失った過去が 君のいない未来へ
届かない

たとえばさ あの春の日々が
ずっと続いていたら 僕の隣に君はいたのかな
あるいはさ あの夏の日々が永遠だったなら 
って思ってしまう 僕は愚かだな
もしかしたら あの秋の日々が違っていたなら
今日は今日ではなかったのかな
そしたらさ あの冬のあの日に
消えた言葉は ちゃんと君に届いていたのかな

Tr.4 Interlude:Irreversible/Reversible

Tr.5 季節が街を彩る速度

「ほら」
空の青さを 君が指差して
「同じ色はもう見れないね」って 
なら、今を切り取って 忘れないように
指先が触れた 偽りの目の先

白くきらめいた 光が遮って
景色の中で「何か」を見逃した
淡く色付いた光を 閉じ込めて
永遠のふりで今 誤魔化して

季節が街を彩る速度で あなたは変わっていく 
僕らが知ったあの青も、色褪せて
あなたの固有名詞をなぞってみる 
ここに詰め込まれた 日々も意味も 
僕は何も分かっていなかった

「忘れない」という子どもだましさえも
「変わらない」というふざけた嘘さえも
「離れない」という無邪気なわがままも
きっときっと……

白くきらめいた 感情の一滴
拭うゆびさきで 景色に溶けていった
淡く色褪せた いつかのまやかしが
永遠のようで まだ騙されて

付けられたその名前を叫んでみる 
青に響く音 青に響く意味さえも 
塗り替えて
季節が街の彩りを変える 
そこで失った日々も君も 全部全部何もかも

季節が街を彩る速度で あなたは変わっていく 
僕らが知ったあの青も、色褪せて
あなたの固有名詞をなぞってみる 
ここに詰め込まれた 日々も意味も
僕は何も分かっていなかった

Tr.6 パレード

ねぇ、この坂道の上で 見下ろした街を 君は覚えてる?
ねえ、この坂道を超えて どこか遠くへ行こうじゃないか

ポケットに少しの後悔と あるいはちょっとのユーモアを
ひねくれがちな冗談も 全部聞かせて

パレードのように、抱えたもの全てを 
鳴らしてしまおうよ
青に響かせて 僕らの音を
パレードのように、ふざけた足取りで 
進んでいこうよ
たとえこの先が 僕らの果てでも

ねえ、あの坂道の下の いつかの街の色を 君は覚えてる?

赤く染まる街並みも 迫りくる夜の色も
煙る朝焼けの彩りも 忘れてしまうのかな?

もどれないあの日々と 描けないこれからを
かき回し、笑えるよう
ずっと歩いていこう 

パレードのように、抱えたもの全てを
鳴らしてしまおうよ
青に響かせて 僕らの意味を
パレードのように、ふざけた足取りで 
進んでいこうよ
たとえこの先が僕らの果てでも

続けていけパレード 響いていけこの音よ……
響いていけ季節のなかを





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