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「おさかなアイパッチ」の型紙をプリンターなしでも作る方法

こんにちは、近藤ろいです。
4歳になる上の子が3歳児健診の屈折検査をきっかけに、遠視性不同視弱視と診断されました。
普段は治療用眼鏡を掛け、家庭では布アイパッチを着けています。

眼科の先生から「アイパッチ治療をしましょう」と提案され、布アイパッチをしようにも買っても届くのに時間がかかるから、自分で作ってしまった。
せっかくなので型紙作り方を公開します(お使いの際は自己責任で)というのが前回まででした。

より多くの方に手にとって頂きやすいように、「プリンターが使えなくてもスマホがあれば手描きで型紙が作れる」ことも意識した公開用の型紙図形を掲載しています。
今回はその方法を解説します。

用意するもの

  • スマートフォンやタブレットなど、画像が写せる電子機器

  • 定規(うちがL字しか見つからなかったので載せていますが、もちろん普通のやつでOK)

  • ハサミ

  • ボールペンなど

作り方

1.型紙を写す紙を準備します。

20cm×20cmくらいあれば何でもいいです。
ここではカッコつけて真っ白のA4コピー用紙を使っていますが、
チラシでもお子さんの折り紙でも何でもアリです。
ただし後で四ツ折りにして十字線を作りたいので、角が90度の正方形か長方形か良いです。
透かして写し取るので、厚めの画用紙などはやりにくいかもしれません。

写真左の折り紙でもできるかやってみましたが、15cm×15cmの普通の折り紙サイズだと、本体1つしかできません。眼鏡押さえは別の紙が必要でした。あと模様はやっぱりちょっと写しにくかったです。

2.基盤となる線を作ります。

紙を上下と左右に折って、垂直に交わる十字線を作ります。
交差した中心の点を基盤に、
上へ 3.6cm
下へ 3.6cm
右へ 5cm

のところへ印をつけておきます。

3.型紙の画像をダウンロードします。

クリック長押しなど?どこかに保存して下さい。

4.画像を写し取れるようにします

必要ならトレーシングアプリをインストールして下さい。
私は「Tracing Paper」というアプリにお世話になっています。
画面をロックできるので、写すために紙越しに手が触れても画像が固定されていてとても便利です。

5.型紙を電子機器に表示します。※旧バージョンの型紙を写していますが、作り方は同じです

タブレットにおさかな一匹丸ごと表示できるのであれば、話は早い。紙を置いて写すのみです。
ノートパソコンでも同じことはできますが、画面が傷つかないか心配。

以降は、おさかな丸ごとを表示できないスマホを想定して進めます。

6.紙の基線とおさかなの基線を合わせ、写していきます。

十字と印を頼りにおさかなを写していきます。

5cmの幅が合うように画像の大きさも調整 → 紙を置いて透かし、位置を合わせます。
スマホの画面が小さい場合、基線を頼りに4分割ずつ写してください。
大きさは同じまま、画像をスライドして後半も写します

7.同じように、眼鏡押さえも写します。

私のスマホは丸ごと原寸大で表示できたのでこのまま写します
集中が切れてフリーハンドで直線を引いた悲劇。
定規を使ってください。

7-2.眼鏡押さえは、長方形の紙を本体に当てて作ることもできます。

縦4.5cm横6cmの長方形を描き、何なら型紙抜きでフェルトをその寸法で切り抜きます。
先に作っておいた本体に当てて、はみ出たところを切り落として右側のカーブを合わせます。

8.できあがり!



おさかなアイパッチの本体が単純な構造なのと、型紙に基線を入れておいたのでこんな方法も可能です。

「子どもが寝ついた後、プリンターをガタガタ出してきて、インクが薄いとか目づまりを起こしたとか、果てはプリントしたら"実際のサイズ"に設定し忘れて少し小さい…ぅああああ!(実話)」

などとやっている間に終わりそうです。
よければお試しください。