Mさん〜人間関係のアレコレの続き〜

第1回目の投稿がなかなかブラックだという意見を頂きました。不快に感じてしまった方は申し訳ありません。でも、事実です。(懲りない…笑)

という事で、人間関係は人間関係でも今回はいい例の人間関係に触れていきたいと思います。

前回の人間関係のアレコレで、

どれだけ一人の人間を理解しようとしているかどうか

が一番大事だと話しました。これは自分の実体験から感じた事なのです。

今回は自分に人を知る、大人の対応という物を教えてくれた人間を皆さまにお伝えしていきたいと思います。

その人に出会ったのは自分が保育士になって3年目の年。その人は中途の保育士として現れました。自分より15〜20歳くらい上のおじさん。(実際に歳を気にして話をした事ないから実際には何歳か分からない 笑)

始めの印象は優しい人なんだな、といった感じだった。なぜなら、その人は人を批判するわけではなく、すべてを肯定する訳でもなく、いつも改善点を探してさりげに教えてくれる人だったから。

当時の私は、本当に青二才の子どもで、感情的になる、思ったことはすぐ顔に出る。よくそんなので保育士って言えたなって今になって思います。

そんな私に、優しく、面白く、気軽に話をしてきてくれたのがMさんでした。(個人情報のため、イニシャルでご説明します)

その時は感じなかったのですが、今になって思えば、Mさんに一度も怒られた事はないのです。それどころか本当に感謝しかしてなかったと思います。だからこそ、仕事でも相談するのは先輩保育士の次はMさんで、プライベートでも一番関わっていたのはMさんでした。

なんていうか、包容力ってのが大人の余裕としてあったんだと思います。本当にすごいなって。。

自分が転職して、Mさんと違う職場となってから思う事は、今までMさんがしていた事は、とてつもなくストレスを感じる立場だったんだな、と思いました。なぜなら、俺の愚痴を他で漏らさず、俺以外の愚痴も他人には話さず。ずっと溜め込んでいるのにずっと大人な対応。

え、大人として、社会人として当たり前じゃない?

って思う人もいると思うけど、今の社会人にそれができる人が何%いるのでしょうか?特に保育の現場では。

まぁ、俺がこの話をして何を皆さんに伝えたいのかといえば、完璧な人間なんてそうそういないって事です。

実際、Mさんにも弱点はあったりして、そういう場面に陥った時は話を聞いたりもしたけど、Mさんはそういう事があった時も、愚痴を言うのではなく、「こういう事があった、本当はこうすればよかったよね」っていう反省。

始めからこの反省ができるって事が当時はすごいと思った。

自分なりに何でこんな事が出来るんだろうと思った時に感じたのは、

愚痴を吐く事で、愚痴を吐いた人はスッキリするだろうけど、愚痴を受け止めた側は当然スッキリしないし、スッキリしたいから、また違う人に愚痴を放つんだろう、と。

Mさんは大人で、優しいが故に、その連鎖を断ち切りたかったんだろうと思います。実際はどうなのか分からんけどね。

10年、保育士をやってきて、やっとそれくらいの余裕を持つことが出来てきた気がする。だからこそ、

一人の人間を理解する事がどれほど大切かを知ったよ。

ありがとう、Mさん。面と向かって言う事は照れくさくて絶対言えないと思うけどね(笑)

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