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神様、もう一度だけ


「なぁーにー?やっちまったなぁ!!!」と俺の中のディストピアクールポコが杵と臼で暴れまくる映像が脳裏に浮かんだ。

でんぷんは政治がわからぬ(今の政治家が何したいかよくわからんという意)が、ご時世には気を使って生きてきた。
マスク着用、手洗いうがい、アルコール消毒をかかさず残業に負けじと残業してきた。
マスクは一日で2回替える。だって汗でびしょびしょだから。


でんぷんには毎年夏になると訪れるフェスがあった。
大体毎回いつも同じメンバーと再開し、酒を酌み交わし、語り合い、気が向いたらライブを見に行き、疲れたら昼寝をし、主に客で来てるのに気づいたら店員と化していた。

あの夏があるから1年生きていける。そんな夏がもう2回も失われている。


死ねと言うのか。


名古屋でアッパラパーになってしまった人の気持ちは分かる。イベントをやらないとお金が入らない会社の心情は察する。
まさかこんな事になるなんてと思っていた、と思いたい。

でもさー、でもさーなんよ。


また僕のあの夏が訪れない気がしてきた。


もう世間では僕の大事なあの夏は世間的には「悪」になってしまっていると思う。

アラフォーになり健康診断でおじさんっていうかメタボ予備軍になってわかる。いつか終わりが来るの終わりがちゃんと目視出来るようになった。
まだうっすらととしてるがそれはちゃんと近づいて来てる。

考え方だ。でも誰しもがそうだとは限らない。


ここまで来ると自分の行動に祈りが伴ってくる。


どうか穏やかに。そして、健やかにぶち上がれるように。

今日も残業に負けじと残業をしている。

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