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ひとからもらった親切は、別の誰かにつないでいきたい

先日、用事を済ませた帰りに東京駅の中をさまよっていたら、ある像の前で一人の女性に声をかけられた。

「すみません、ここで写真を撮ってもらえませんか?」

聞けば、ご家族(おそらくお孫さん)から、自分がその像と一緒に写っている写真を撮ってきてほしいとリクエストされているとのこと。
それなら、とスマホをお借りしてご希望のポーズで撮影。お役に立ててよかったな、と帰路についた。


実はその1時間ほど前、私はこれまた見知らぬひとから助けられていたので、このご恩を別の誰かに返せるといいなぁと思っていたのだった。

カフェでパソコンを開いて作業中、テーブルに備え付けのコンセントにさしてあった充電器にうっかり肘をぶつけてしまい、充電器が落下。
そのまま華麗に床の上をスライドして目の前のお客さんの足元に行ってしまったのだ。

あ、と思って慌ててテーブルの下に手を伸ばそうとしたら、すごい速さで目の前のひとが充電器を拾って手渡してくれた。

ちょっと腰を痛めていたのもあり、こういう心遣いがとてもありがたくて。

この感謝の気持ちをひとりでほくほく持っておくだけなのはもったいない、誰かにペイフォワードして恩返ししたいなと思っていたら、冒頭の女性に出会ったのだった。

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