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印象派からその先へ―世界に誇る吉野石膏コレクション展@三菱一号館美術館

2020年が始まりました。
2019年はこれまでに増して展覧会を見に行ったのに、なかなか書き残せておらず。
いつもギリギリ観覧だからでしょうか……。

こちら、まだ会期が残っている展覧会です。
詳しい方も詳しくない方も楽しめるはずです。

この展覧会はバルビゾン派、印象派からキュビズム、エコール・ド・パリまでの絵画の変遷に沿った展示内容で、何よりコレクションが実にゴージャス。
よくこれだけのラインナップが蒐集できたなぁと思うような、名作ばかりです。

私が初めて覚えた画家の名前はルノアール、ピアノ教室にルノアールの「ピアノを弾く二人の少女」が飾ってありました。
そのせいか、印象派は絵画の世界では古典的なものだと思い込んでおりまして……。
展示室で配布されていた「見どころガイド」には、「西洋近代美術史いいとこどり早見表」という、素晴らしくわかりやすい年表が載っているのですが、これで絵画史を確認するとキュビズムへのつながりもわかりやすく、新しい感性によるものなんだと腑に落ちました。

ヨーロッパにおいては、宗教画や肖像画が崇高なものとされ、市井の人物や風景を題材に書くという行為は下に見られていたのだとか。
考えてみると、日本では昔からごく普通に絵画の題材になっていたもの。
風景を歌に詠み、その歌に合った料紙を選び、レイアウトも熟考して書き付けた、そういうことが日常になった国ですから。
日本人にとってはあって当たり前の世界観、だから私も古典と思いこんでいたのかなぁ。
そういう環境の違いがあったからこそ、ジャポニスムが起こったのかもしれません。

この周辺の時代の絵を見てすごいと思うのは、光を複数の色の集まりと捉える目です。
この展覧会では特にフォービズムのコーナーに顕著でしたが、ヴラマンクの花の絵などは、大き目の筆をバンバン叩きつけて書いたようなタッチで、まさにフォーヴ=野獣のように荒々しいのですが、しっかり花の色や光を表現している。
仕事柄、カメラマンの光を捉える目には尊敬の念を抱いているのですが、画家も同様ですね。

小さめの部屋が連なる三菱一号館、中には絵から取った色の壁を配している部屋もあり、それも素敵でした。
一番大きな部屋はフォトスポットのパネルにもなっている「サン=ジェルマンの森の中で」のオレンジとグリーンの空間に、
最後の部屋のシャガールを集めたコーナーはシャガール・ブルーの空間になっていましたよ。

印象派からその先へー 世界に誇る 吉野石膏コレクション展
三菱一号館美術館 ~1月20日(月)まで

この展覧会は作品の撮影はNGです。
静かに絵を楽しむことができてよかったです。
3階のフロアの最後にフォトスポットがあり、パネルを撮影することができます。
モネの「サン=ジェルマンの森の中で」をバックに記念撮影もできますよ。

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